さよなら広島!

11月22日をもって、5年6ヶ月に渡る広島での単身赴任生活にピリオドを打ちました。

最後の1週間はバタバタしていたものの、広島での生活を反芻するのに丁度良い期間でした。引っ越し荷物は11月15日に送り出しているので、その後の1週間は何も無い部屋で、シュラフにくるまって寝てました。部屋の電灯も送っちゃっていたので廊下のダウンライトだけで過ごし、またカーテンも無いから窓の近くは寒々しい感じでした。それでも、街灯の明かりが差し込む薄暗い部屋に座っていると、5年前の春を思い出しました。50歳を過ぎてから生まれて初めての一人暮らし、どうなっちゃうのかという気持ちが大半だったけど、自分にとってのニューワールドでは何が出てくるのかというワクワクした気持ちもあって、それらがない交ぜになって落ち着かない夜を過ごしたなあと。まだ埼玉から送った荷物が届いて居なかったので、同じように薄暗い部屋での話です。

そんなちょっと不安な気持ち寄りで始まった広島での単身生活も、実際に立ち去る段階になってしまうと、楽しかった事ばかりが思い出されます。それまであまり関わりがなかった広島ではありましたが、実際に住んでみるととても住みやすい街でした。デパートもあるし、ビックカメラも蔦屋家電も東急ハンズもモンベルショップもある。コストコには行くチャンスがなかったけど、ライブ会場も、映画館も美術館もある。そしてそれらが全て街乗り自転車に乗ってブラブラと行ける距離にあるのです。これは便利でしょう。そして、海も近いし島も近い、レモン畑や青い海、フェリーに乗れるし、山も近い、九州も四国も近いし、そして、沖縄も(笑) でも、もっともっと行けたところがあったよなぁとか、もっとあれを飲んだり食べたりしとけば良かったなぁとかそんな事ばかり薄暗い部屋の中で考えてました。
このような、楽しかった思い出やちょっとした後悔を提供してくれた広島と、そして広島で関わった多くの人々に感謝です。有難うございました。将来はどうなるかわかりませんが、とりあえずまた会う日まで!という事にしておきましょう。

広島を発つにあたり、な〜んかやり残していたような気がして窓の外をみたら、広島に来た時に一番最初に出向いた場所にさよならの挨拶をしていない事に気づきました。暑い日も寒い日もずっと私の事を見下ろしていた二葉山の平和塔であります。ちょっと時間が出来たので最後に登ってみました。

あのてっぺんに見える仏舎利塔の事ですね。

いきなりの坂、なまった足にはこたえます。この坂をチューブラレーサーでビューんと下って来て、いきなりバ〜〜ン!とパンクしたんでした(笑)

しかし、この坂の途中のお宅に住む人は・・・と登る度に思いますね〜。
紅葉が西日に映えてます。

ピークに到着。しかし、毎回最後は這う這うの体でのゴールです。
高くなるにつれ、斜度がきつくなるのです。設計間違ってんじゃね?

眼下には、これまで遊び廻って来た広島の街が広がってます。

お・・・・お師さん・・・・

帰りは、別の道から下りましょ。こんな道が抜け道になってるんです。
ここはカーブだから広くなってるけど前後は狭い狭い。

そして、この変な置物があった場所で、チェンが切れていきなり転んだんだった(泣) 
その時は自動車が通って無くて助かったな〜。

その日の夕方にガスが止まっちゃったので、その晩は坂町の天然温泉スパシーレに避難する事にしました。
広島から坂へJRで移動する際に、夕陽が綺麗だったのと、ちょっと時間もあったので、呉まで足を伸ばしこちらもお世話になった呉の港を見に行きました。
フェリーターミナルに出たらちょうどそのタイミングで、新しく就航したシーパセオが広島に向けて出航する所でした。夕陽の中、シーパセオを見る事ができてちょっと嬉しかったです。

そういえば、5年前に自分の援軍としてやってきたのは、SILKの22吋のVM号と、チューブラのレーサーの2台でした。この5年間の間に多少の自転車の入れ替えはありましたが、15日に送り出した返した自転車は、5箱の段ボールとなってました(笑) 

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