【ブログ便乗】キャンプ自転車私の場合

TAKOぼんさんの以下の記事を拝読して、キャンプと自転車について思うところがあったので便乗させていただくこととしました。
「キャンピングならランドナーが正解だとおもうけどなぁ~!
TAKOぼんさんが考えるキャンプ向けの自転車とは何なのか、氏の経験豊かな実績が裏付けられたご意見はとても説得力があり、昨今の自転車市場を考えると選択肢はロードバイクしかない現状はとても残念な状況と言えると思います。

さて、今週末の土日は久しぶりにシフト上の連休であります。
先だってブログに記載したように、W氏からキャンプのお誘いを受けて準備をしておりました。このノートン号は、本物の荷物を4つ吊って走った実績がありません。いわば、キャンピング車のかっこをした自転車であります。広島と埼玉の2重生活をしていた頃にオーダーし、完成後も広島に持って行かずに埼玉に置いといた事が敗因かもしれません。広島では近くに手頃なキャンプ場があって気楽に行く事が出来たのに、埼玉からバラして運ぶメンドくささが壁になってそれが邪魔したんでしょう。いずれにしろそんなことも今週末には解決さと期待しておりましたが、この湿っぽいはっきりしない天気で気持ちがプシューって萎み、キャンプに出かける事を断念しました。ツワモノのW氏はこの天候の下、強行したとのことで今頃はテントで寝てる事でしょう。

何故キャンプに行くのか、今回の私の場合は、明らかに「この自転車で自走してキャンプに行って帰ってくる」でした。行き帰りにトランポを使ってという手段もありましたが、今回の場合はそれじゃ意味が無い。だから行き帰りを含めて快適な天候の下でというのが前提であり理想でした。まあ、また機会はあるさと考えてもちょっと残念であります。

冒頭の写真の状態にキャリアを装着して、4つバッグを吊りました。この荷物をまたばらさなきゃと思うとちょっと・・・ねぇ。

フロントバッグとポリタンは出発前に載せようと考えていたので中途半端な状態です。

広島時代は、フェリーに乗るだけで別世界に簡単にワープする事ができました。だから何度かそれを使ってキャンプに行きました。
わざわざオーダーしたキャンピング車を持っているのにそれが手元にない。その大きな矛盾を何とか収めるために、そもそもキャンピング車じゃなきゃキャンプに行けない訳じゃないだろうという事で、手元にあった自転車を使って出かけました。自分に向けたアンチテーゼですね(笑)

パーフェクトクイックミニ(VM号)でキャンプに行きました。最初はザックを背負ってです。
2015年年6月 「大浦崎にキャンプに行ってみた」 
ザックの重さに我慢できなくなって、アルミのアングルでリアキャリアを作りました。それに乗って行ったのが以下であります。
2017年10月2日 「荷掛けを試しにキャンプに行こ~」 

1泊2日の荷物であればキャリアとパニアバッグに収まります。

VM号でキャンプに行けるなら、当時のリンドウ号でも行けるんじゃね?と試したのが以下です。

2016年10月17日 「長い夜」 
荷物を積む事が出来れば、こちらの方がタイヤが大きな分、移動は楽チンでした。

まあ、1泊2日のキャンプ程度であれば、概ねどんな自転車でも行けるという事が確認出来た訳です。サラリーマンの立場で、それ以上の長旅をする事は出来ないだろうから、それで十分なはず・・・。そうなると、なんでキャンピング車をオーダーなんてしちゃったんだい?という自己矛盾に陥りますが、それは単に欲しかったからです。そもそもサイクル野郎への憧れがあったので、その流れというか勢いで作っちゃったというのが正直なところでしょう。もちろんこの歳になって長旅に出るというのは無理ですけどね(笑)

学生時代、大学3年の時に、放浪の旅に出ました。
福島で始まる夏合宿に向けて、埼玉の自宅から走り出したのです。初日は中津川林道を超えて信州へ入りました。あの長いダートを抜けて信州の山々を見た時に、旅が始まったぜと心踊ったものです。下の写真は、その旅の1枚です。新潟駅で台風をやり過ごした時のもので、ちょうど新幹線の階段から出たところに陣取って、2日間ここで寝泊まりしました。佐渡から戻って来た後だったので、寝る前に汗を流したいと交番に行って「風呂屋はどこですか?」と尋ねたら、若いお巡りさんが、「あっちの風呂か?」と聞いてきたので「いやいや、健康的な方で」と答えたことを覚えています。・・・そんな金ないよね(笑)

何もしないで、1日中通り過ぎる人々をぼーっと眺めていた。あの旅の中でも特に印象に残って居る一幕です。

ボタンを押すともっと楽しい自転車の記事を見る事ができますよ。

にほんブログ村 自転車ブログ ミニベロ・折りたたみ自転車へ
にほんブログ村
にほんブログ村 自転車ブログ ランドナーへ
にほんブログ村

自転車ランキング

【ブログ便乗】キャンプ自転車私の場合” に対して14件のコメントがあります。

  1. INTER8 より:

    おはようございます。
    長いキャンプツーリングはもうできそうにありませんね。友達は1週間前後で細切れ日本一周をやり遂げましたが、キャンプ地を探すのが大変そうでした。若者ならいいですがこの歳では不審者扱いで通報されてしまいます。定年後に宿泊で数週間というのが現実的でしょう。
    サイクリストの場合のキャンプは、やはりお気に入りの自転車で自走(または輪行)することに意味があると思います。超縮小版の旅ですからね。荷物を積んだ自転車を見ると親しみがわきます。

    1. taboom より:

      INTER8さん こんにちは。

      今の所、この年齢で自転車で日本一周はもういいかという感じです。行きたいところはありますがそこに行くのに自転車は必然ではないです。若い頃は、自分の世界を広げたい、でも手段がない、あっそうだ自転車があったじゃんという思考で、自転車使って日本一周、いや世界一周に出かけちゃう人がいたんじゃないかと。いやいや、実際にやられた人はそんな単純な理由じゃないでしょうけど(笑)
      これからは、今まで行った事ないところへは、別の手段、飛行機でも電車でもバスでも自動車でも手段は何でもいいから行ければと考えてます。
      ・・・が、やっと時間できて行くチャンスができたと思ったら、金がありませ〜ん(泣)

  2. アルプス親父 より:

    TABOOMさん、おはようございます。
    この歳になると願望はあっても、せいぜい一泊キャンプツーリングが関の山でしょう。
    最近の若者も時代の流れか解りませんが、観光地でのサイクリストやカニ族もすっかり
    見なくなり寂しい限りです。
    リーズナブルな夜行急行が無くなったのも要因のひとつでしょうが、地方の主要都市は
    夜中でも急行が発着するので駅寝には最適でしたよね。
    それにしてもどんどん愛車が増えて病膏肓、魑魅魍魎の世界ですね。(笑)

    1. taboom より:

      アルプス親父さん こんにちは。

      そうですね〜、サイクリストもカニ族も見当たりませんね。容易に利用できる列車がなくなって居るのは影響してますね。
      若い頃にそうやって見聞を広めておけばその後の人生に・・・・、って私は何も役立ってませんね(笑)
      最近の若い人々は見聞を広めるためのツールは充実してるから、それの使いようによってはあの当時とは比べられないほどの情報だったり経験をする事ができるでしょう。
      私の拙い「青い」経験は、自分のためで、老後に動けなくなった時に、一つ一つを思い出して、あの時は楽しかったな〜って反芻するためだけに使います。後は同世代と飲んだ時の話題かな。ブログネタとしても使えますしね(笑)

      >病膏肓、魑魅魍魎の世界
      あいたたた!

  3. 六浦っ子 より:

    Nortonキャンピングの4サイド!カッチョいいです。 4サイドなんてやった事ないから、憧れますね。スゲェスゲェ(^^) 雨降りでキャンプ中止は残念でしたが、また次がありますよ。パーフェクトクイックミニとリンドウ号のキャンパー姿もステキです。絵になりますねー 

    1. taboom より:

      六浦っ子さん こんにちは。

      Nortonキャンピングの4サイドの実現はまた先延ばしになってしまいました。さっさと初日を出してしまいたいのですが・・・。広島だと気軽に行けるキャンプ場があったので、そらっ!って出かける事ができたんですけどね。こちらだと走って行けるキャンプ場の見当がつきません(泣)
      単に荷物積んでキャンプに行くのであれば、22インチでも、プロムナードでもできるのですが、やっぱり4つ吊りで行くというのにちょっと意味付けしたいですね。

  4. TAKOぼん より:

    こんにちは
    便乗シリーズ 今回は キャンピングですね~ (他人ごとか!)
    一泊程度なら ゆるキャン△の シマリンのように ミニベロに荷物載せて えっちらおっちら
    走らせていくのが 楽しそうです。

    学生の頃の放浪サイクリング ほんとは キャンピングじゃ無いかもしれないと アルプス親父さんに返事書きながら思いました。 
    実は「私のしていたのは キャンピングじゃ無い!」 
    苦しい言い訳になりそうですが・・・ キャンプしたのは 屋根の無いところで寝る時だけ 駅やバス停 東屋があれば そこで寝ていました。テント張るのは 綺麗なキャンプ場を見つけたときと 寝る場所が見つからず 仕方なく 空地に張るとき。 
    立派なキャンパーの方が聞いたら 怒鳴られそうです。

    1. taboom より:

      TAKOぼんさん こんにちは。

      お世話になっております。便乗商法はなかなか快適です。お題を出してくれるので楽チンです・・・(+_+)\バキッ!
      ゆるキャン△の冒頭のシマリンがミニベロに荷物を載せて湖畔にやってくるというシーン、あの場所を知ってる人間であれば、えーっ?マジかよ!って思います。彼女たちが住んでるあたりからは25kmの上りです。私は下った事ありますが、自転車で上った事ありません。ミニベロでも上れるけど、もっと快適に上るのが簡単な自転車もある訳で、用途に応じた道具を使うのがいいですねって話かよ、ちゃんちゃん(笑)

      >キャンピングじゃ無い?
      そんな事ないでしょう。テント持って走る=キャンピングじゃないですか。テント場があればテント張る、それで十分でしょう。それは立派なキャンパーです。私はテント持ってると、テント泊しなきゃという強迫観念に縛られるのでテント持たずに野宿主体でやってきました。野宿は今より物騒じゃない時代だったから出来たし、それで十分だったと思います。

  5. ぶとぼそ より:

    雨が降ってるからキャンプ場やステーションホテル連泊なんて旅人が昔はたくさん居ましたよね。
    金はなくとも時間はあった!! そんな若い頃が懐かしいですよね。

    旅なんて自己満足の世界ですから、本人が満足する形ならなんでもありだと思ってます。
    しかし、自転車旅はたくさんしてきましたけど、ロードで走った時は何故か満足感が得られませんでした。競技で使ってた自転車ですから旅してもつまらないのは当然なんですけどね。
    現代のロードが競技用ではなくオールジャンルな自転車だと言う人も居ますけど、やっぱり経験積んだベテランツーリストの方達からすると納得できませんよね。メディアや業界は儲けたいがためにそんな流れにしたがっているのが目に見えて居ますから。

    1. taboom より:

      ぶとぼそさん こんばんは。

      そうなんです。旅人なんです。旅人は無理せず滞留しても良いですよね。もちろん行かなきゃという場合は行きますが、余裕があれば滞留です。その何も生まない非生産的な時間というのは、その旅人だった時でしか持つ事できなかったと思います。今だにふと思い出したりするシーンは、美しい景色だったり美味しいものを食べた事より、雨宿りしてる時だったり、薄暗い駅の待合室だったりします。

      あの当時のロードレーサーと今のロードバイクは違うものと私の中では理解してます。当時のロードレーサーは明らかにツーリング車を含む一般の自転車とは別の乗り物で、競技のためだけのマシンだったと思ってます。ある意味選ばれた人しか乗れないものでしたよね。そう言った意味では今のロードバイクは敷居が低いのかな。商売というのもあって低くしてるのかもしれませんが、売るならTPO(古い?)考えた道具を提供すべきだと思うのです。

  6. oryzasativa より:

    おはようございます

    重装備で中津川林道を抜けて信州に。
    恐ろしいことです。

    最後の駅ビバーク画像
    灯油ストーブらしきものがありますね。
    昔はどこでもいつでも火器を使えましたが、今は窮屈になりましたね。

    1. taboom より:

      oryzasativaさん こんばんは。

      自宅を早朝に走り出して奥武蔵を抜けて秩父、そして中津川林道にとりついて、あの長いダートをジワジワと上り詰めました。三国峠についた時は既に暗くなり始めてましたが、峠の西側はまだ多少明るかったのが救いでした。
      峠を下って、最初に見つけた郵便局の軒下で最初の夜を過ごしたのを覚えてます。
      駅のビバーク、そんな上品なもんじゃありません。浮浪者と一緒に通路の端にシートを敷いて寝ててました。写真にはホエブス725が写ってますね。ガスカートリッジなんて高級品は持てなかったのでガソリンでボーボーやってました。よく考えると新幹線の通路でガソリン炊いてるのは今では考えられないですね(笑)

  7. 乾し肉 より:

    「暮れなずむ湖」での写真を見たときにも思いましたが、このキャンピング号は荷物を積んでいないとちょっとフワフワと頼りなさそうに見えますね。風船みたいに風が吹いたら飛んでいってしまいそうな。
    やはりズシッと荷物を括り付けた状態がしっくりきますね。
    出撃できなかったのはtaboomさんも残念でしょうが初陣の記事を読めなくて私も残念です。
    きっとまた想定外の失敗談てんこもりで面白そうだったのに (+_+)\バキッ!

    世のキャンピング野郎たちは自走にこだわりがあるのでしょうか? たんに荷物が重くて輪行が面倒くさいだけ?
    私はここ数年、ヤマト運輸の「宅急便センター受け取りサービス」を利用して、事前に荷物を送るようにしてます。輪行時にかなりラクになるので、キャンプ旅のハードルがぐっと下がります。(私の自転車はスゲー重たいので、やはり大変ではありますが)

    1. taboom より:

      乾し肉さん おはようございます。

      やっぱり、自転車も持ち主に似て、軽々しいのであっちへふらふらこっちへふらふらと危うい感じがしますか(笑)
      今回は台風が通り過ぎて、台風一過の下の清々しいキャンプを狙ってました。しかし台風が途中で逸れちゃったのがアダになりましたね。おかげで2日後の月曜日はスカッと晴れました。
      まあ、想定外は次から次とやってくるので次回を乞うご期待。

      自走については、色々とあります。本来は自走なんてしたくないのですが、あれをバラして荷物を持ってというのが面倒というのがあります。4つ、5つのバッグはちょっとねぇ。
      しかし、ご教示いただいた方法だとそんな後ろ向きの言い訳は効かなくなります。これなら確かに世界は広がりますね。できない言い訳考えるよりできる方法を考えよう!ですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA