伊豆大島経由熱海行き

まあ、天気があまり芳しく無いという予報は知っていたので仕方ないけど、まさかこんなに降るなんて思ってもいませんでした。
今回の旅は以前バイトの通勤時に使っていたカッパ上下を持ってきたのでそれを着たけど、面倒だったので、シューズカバーを履くのは何故かパスしたのです。後から履いときゃ良かったとしみじみ思ったのは、熱海のホテルに着いて部屋で倍の重さになった靴を乾かしていた時。フラットペダルだったので、シューズカバー履いてのペダリングでも全く問題無いのに、気持ちのどこかで舐めてた部分があったのかも・・・。

熱海のホテルで大学サイクリングOB会があって、現地集合というものだから、予てから何となく考えていた、伊豆大島から熱海へとアプローチするコースを選びました。要は、前日の晩22時に竹芝桟橋から東海汽船のフェリーに乗って、朝方の6時に大島は岡田港に上陸、ぐるっと一周廻って夕方の16時前の便で今度は熱海に渡るという作戦であります。夜行の船は式根島や新島、神津島という外洋に向かう船であります。そして熱海に戻ってくるのは、ジェット船。わずか1時間で熱海までバビューンと戻ってくるのであります。箱根界隈を巡って熱海というアプローチも面白そうだったけど、ちょっと叙情的な旅をしたかったから、というよりキツイ上りを回避したいという気持ちが強かったからというのが正直なところです。
伊豆大島、真ん中に三原山があって、チャンスがあったら火口の界隈まで寄りたかったのですが、今回は天候の関係もあって、グルッと一周するという行程に落ち着きました。だけど、周回するというだけでも、随分上らされたりして、くっそーと歯噛みしたりするシーンも多々ありました。しかし、雨降って無ければそこまで煩わしい思いをする事は無かったろうけど、日程上仕方なしであります。

島巡りは広島住まいの頃に随分楽しみましたが、今回は久しぶりに島旅を感じる事ができました。満喫するほどまでではなかったので、次はぜひリベンジしたいと思ったのであります。
叙情的な奴をね。
(2024年10月4〜5日)

走ったコースはこんな感じ。基本は大島一周しました。

こっちの方が見やすいかも

私を大島に連れてって

これが私を大島まで運んでくれる「さるびあ丸」であります。
竹芝桟橋を出て、横浜港に寄って、翌朝大島は岡田港に6時頃に入港します
横浜港を出てからは、東京湾の中でしばらく停泊してから、外洋に向かうようです。
道理で寝てる間、揺れずにすんだ訳だ(笑)

竹芝桟橋の構内にあるレストランHORBORで夕食を。
こちらでは、伊豆七島のご飯が食べられます。そんな事を知らずにナポリタンでも食べるかって入ったけど、結局は島のカレーうどんとアジフライを食べました。

東海汽船のキャラクターはカワイイよ。

2等座席は、シート席とごろ寝席があります。
2等といえば、広い場所に雑魚寝というイメージがありましたが、今やごろ寝でも場所は確保されてるようです。

今回はシート席を選びました。
こんな感じのシートです。綺麗だしすわり心地もよろしい。
でも、荷物足元に置いて寝るのはちょっと辛かったかな〜。

竹芝桟橋をそろりそろりと出港して、レインボーブリッジの下を行きます。

デッキには、人がわんさか居て旅の始まりを味わってました。

朝方、おしっこで目覚めて、デッキに出てみると、東の空はこんな感じ。
これを希望の日の出とみるか、分厚い雲に覆われているとみるか。

大島方面はこんな感じ。

まだ時間があったのでシートに戻って寝ましたけど(笑)

最初はガラガラだった輪行袋置き場は、こんな感じでわんさか。
下船時にどうやって自転車引っ張り出そうか・・・。

スタート 岡田港

6時ちょっと前に、岡田港に着岸しました。
ぞろぞろと旅客が下船してそれぞれの目的地に向かって散っていきます。
乗客を下ろしてコンテナの荷物を下ろしたりしてから、さるびあ丸は次の寄港地である利島に向かいます。

海なし県だからか、船に対するリスペクトは強いですね。
ここまでつれて来てくれてありがと〜って声高に叫びたい!

広島にいた時も書いた覚えがあるのですが、船尾に書かれた船籍の本拠地をみるとジーンとします。
大海原を渡って来た船が、どこから来た船なのかこれ見ればわかるでしょ。今回は東京の島でだから東京だけど、別の港で東京って見るとぐっきますよ。
惜しむらくは故郷の埼玉って書かれてる事は無いってことです。

ここは、岡田港からいきなり上らされた坂の途中で振り返ってみたの図です。
島内ではこの信号機を含めて、片手で数えられるほどの信号しか通過しなかったな〜。

①サクラッカブ

サクラって聞いたら寄らなきゃね。何しろ俺っちの学校はサクラを背負ってたもんで。
一周道路からちょっと外れたけど、大島のサクラ株というのを見に寄りました。

大島の桜のオリジナルは凄い迫力でした。

②裏砂漠駐車場分岐

月と砂漠ラインの入り口を発見!
一周道路を走っていたら、右手に裏砂漠へアプローチする道があると書いてありました。
下の写真のような海側へ続く溶岩の通り道を見た後だったので、折角だからちょっと足を伸ばしてみようかと思ったのが運のツキ。

一周道路の時点では駐車場まで2.7kmと書かれていました。
おいっ!マジかよって感じの上りが続きます。
しかし、ここまであんなにキツイ思いをしたのに0.7kmしか進んで無いの〜?(泣)

③裏砂漠駐車場

地獄の上り、月と砂漠ライン2700m 。
半分程度いや以上かな、押して上りました。やっと辿り着いた駐車場はぜーんぜん展望が利かず。
ここまで上れば砂漠が見えるかと思ったから来てみたけど、これじゃ更に先に進まなきゃじゃダメじゃん。

入り口にMR4を置いて徒歩で進みます。展望台まで10分ちょっと・・・らしい。
歩いて登ってるとだんだん暑くなってくる。カッパ脱いでザックに縛っとくか。

こんな靄った道、そして今の季節、本土だったら腰引けるけど、大島だったら大丈夫。
ここならクマーは出ないでしょ(笑)

森林帯から、バカっと広がった景色の中に飛び出ました。
ガスってなければ、眼前に砂漠がひろがっている・・・はず。

せめて第1展望台を目指そうと思ったけど、手前の「もく星号遭難の地」で引き返す事にしました。
月と砂漠ラインから点線に入ってクネって曲がるあたりかな。

上記は、「日本唯一の砂漠『裏砂漠』」から引用させて頂きました。

もく星号遭難の地までたどり着きました。だけど、周りを眺めてもな〜んも見えません。
しかし、これってガスに巻かれてるって事じゃないの?
こっ、これ駐車場に戻れるのか・・・。

たぶんあっちの方向じゃ・・・

なんとか登山道に戻ってそのままツラツラと降りてきました。
ふえ〜、助かったぜっ!

あ〜あ、良かった良かった
・・・と、下りに備えてカッパの上着を着ようとしたら、なんとザックに縛っていたカッパが無くなってるじゃん!
うーんどうしたものか。一瞬、そのまま捨てて下ろうかと思ったけど、気を取り直して、再び登山道を登り直しました(泣)

④都道最高地点

一周道路は、東京都道208号大島循環線 であります。その最高地点は372m。
海岸線から走り始めたから確実に372mは上ってる事になりますな。
一般的には快走コースですけど、雨降ってるし・・・って雨のせいにしてばっか(笑)

岡田港からダラダラ上っていた道もここから波浮の港に向けて、爽快なダウンヒルが始まります。
・・・雨ふってなきゃ〜ね

⑤筆島

霞んだ先に筆のようにヒョロっと伸びてるのが筆島というものなんだそうだ。
しかしこれ、かつての火山島だったて言うんですから驚きますねぇ。
そんな他人事のような書き方って言われたって、だってこの段階でザーザー降りでよく見えないし、レンズに水滴がついて拭いても拭いても紗がかかっちゃうからもうカメラなんか出してらんない。

これはリベンジ事項の一つですね。

⑥雨宿り

最高地点から筆島の辺りまでは、夢のような下り坂だったのに、雨模様で全然楽しめなかったし、波布の港が近くなって町に入ってきても、気持ちはちっとも上がりません。気持ちだけじゃなくて雨も上がらないから、堪えきれずに道端の木々の下でしばらく雨宿り。

ちょっと進んで町中に入って、なんたら復古館の軒下で再び雨宿りさせて頂く。

手持ち無沙汰でスマホの予報を見てみると、あと7分後に雨が上がると言う。ほんとかいな?

⑦波浮の港

疑っていたけど、概ね7分後には雨は上がりつつあったので、波浮の港が見下ろせる辺りまでやってきました。
その一等地には、波浮の港の歌碑じゃなくて、あんこ椿は恋の花の歌碑がありました。

ダヨーンのおじさんの口をして、あんこ椿の歌を歌ってみる(笑)

眼下の港には、天気悪くても元気に隊列組んで走ってるロードバイクが見えますね。

⑧ジオパーク大島

大島でも西側まで来ると、道は海岸線とさほど離れず上り下りも緩やかになってきます。
しかし、前半の東側で足を使い切ったからか、ちょっとの上りでもジワリジワリと足に効いてくるからたまらないっす。

たまらないと言えば、道の脇の崖にあからさまに地層の重なりがうねうねと現れてくるのです。
これは地層マニアにはきっとたまらない気持ちになるんだろうと思います。ぜひご自分の目で見て!

岡田港の港のキッチン

人口が一番多い(たぶん)元町界隈で、昼飯食べてちょろっと町並でも散策しようと当初は考えていたものの、気持ち的にそんな余裕は無くなって、大島の飛行場も見ないで一目散にホームポジションである岡田港に戻りました。しかし、元町から岡田港は微妙というか絶妙な上りがダラダラ続くので最後の力を振り絞りとられるのよ。
ランチを食べるタイミングを逃して居たので、岡田港船客待合所3Fにある「海のキッチン」で島野菜のビーフカレーを食べました。あ〜、しみじみ旨いっす。

熱海に行くジェット船は、15時50分発。
こんなラブリーなカラーのジェット船です。

ジェット船は狭いので、輪行袋でも手荷物料金(1200円)掛かります。
これを高いとみるか、安いとみるか・・・、あなたはどっち?

熱海港

岡田港を出たジェット船は、全開バリバリで航行、ん、走行? えっ、飛行? 何と言って良いかわからないけど、ゴンゴン進みます。とは言っても、港を出て半分くらい来たあたりから徐行モードに入りました。大型生物との衝突を防止するために徐行するとのこと。クジラとか、ゴジラとか、ダイオウイカとか? 
それでも、伊東港に寄ってから、熱海港へは1時間ほどで到着しました。今晩の宿やは港前のウオミサキホテルです。まさに熱海からのアクセスの為にあるようなホテルじゃん(笑) この写真は、先にチェックインしてる先輩が部屋から撮ってくれました。輪行袋のまんまでチェックインできるからチョー便利です。
雨に祟られた1日でありましたが、終わりよければ全て良し・・・という事にしとこうか(笑)

ジェット船、港に停泊してる時は、けっこう揺れるので、
輪行袋を担いでタラップ渡るのは至難の技。

でも、港を出て一気に気合が入ったらほとんど揺れません。
船酔いを言い訳に島旅に行かないという手はありませんから〜。

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伊豆大島経由熱海行き” に対して10件のコメントがあります。

  1. ぶとぼそ より:

    こんにちは。
    せっかくの大島、雨降りは残念でしたね。
    伊豆七島は、大島、三宅島、新島、式根島、八丈島を走りましたが、どの島も平らな場所はなく、アップダウンの連続ばかりの記憶です。火口眺めようと思えば峠なみの上りですし(汗)。
    東海汽船、昔と変わらぬ紙チケットですね!! さるびあ丸は特二等がお得感高く、快眠できました。雑魚寝は仕切りというか一人分の区画になっているとはいえ狭いのです…。

    1. taboom より:

      ぶとぼそさん おはようございます。

      さすが旅の達人! 伊豆七島の話題に食いついてくれましたね〜(笑)
      熱海に行かなきゃだったので、ずいぶん前にチケットを予約した関係で行かざるを得ない・・・いや間違い、雨降ってもそれなりに旅情をそそる大島旅でした。
      いやいや、それは負け惜しみですが、とりあえず大島ってこんな感じという事でわかったので、次回以降のリベンジに期待します。
      島を回るのはキツイですね。観光客の為じゃないから文句ばっかも言えませんが、住んでる人もキツかろうと思うんですが。
      東海汽船は、神津島と八丈島以来でしたが、懐かしい雰囲気は良かったです。
      次は特二等で行きたいですね。

  2. oryzasativa より:

    こんばんは

    京王閣で
    「これからのトレンドは大島だ」と
    話されていましたね。
    未体験島なので行ってみたいです。
    運賃もバカ高くないし。
    滞在時間も割と確保できそうだし
    いいかも。

    クラブランのテーマで
    「都内の地層、断層を見て回る」ってのを
    考えていまして
    大島のしゅう曲地層を…とプランニングしても
    参加者いないでしょうねえ。

    1. taboom より:

      oryzasativaさん

      これからのトレンドは大島です(笑)
      快走もできるし、山サイもできます。そして酒も飲めるし、温泉もある。
      これなら行かない理由は無いでしょ。強いてあげれば天候かな(笑)

      後半は早く岡田港にゴールしたいと焦っていたので、素通りしましたが、
      断層の前でゆっくりと悠久の時間を感じたかったです。

  3. 奥田茂雄 より:

    なかなか雨が大変だったみたいですね。お疲れ様でした。しかし熱海に大島経由というその発想はなかった(笑)。フェリーや巡行船、渡船に乗ったことはありますが、島嶼でのサイクリングは僕は全く経験ないので、ちょっと独特な感覚なのかもと想像します。

    1. taboom より:

      奥田茂雄さん おはようございます。

      雨がねぇ〜・・・。 普段の行いの報いでしょうね〜。でも済んじゃったから思いますが、雨の島旅もなかなかだったかなと(笑)
      熱海に行くのにこのルート、ちゃんと驚いて(呆れて?)くれて有難うございます。それを聞いてちょっと報われた気持ちがします。
      機会があったらぜひお試しを!

  4. 六浦っ子 より:

    良い旅をしましたね。雨降りは大変でしたが、そういえばこの間も降られてましたね。あたしも過去一度だけ大島サイクリングをしたことあります。20歳の誕生日は大島で迎えました。熱海から入ったんで、taboomさんとは逆ルートですね。元町港じゃなかったかなぁ? 40年も前なんで記憶が・・・山にはのぼりませんでしたが、ぐるーって一周、筆島やら波浮港の写真も似たような構図で残ったます。動物園みたいなんがあって、フタコブラクダ🐪がいたような記憶もあるんですが!

    1. taboom より:

      六浦っ子さん おはようございます。

      既に行ってましたか。しかも40年前とは時代を先取りですね。流石です。
      なんだか元町港の方でアクセスするもんだと勝手に思ってましたが、
      最近は岡田港の方が多いのかな、今回は行きも帰りも岡田港でした。

      当たり前のような景観やら観光地を、そのまま見て感じるという、べったり旅も良いですね。
      時間も経ってるし、また行きましょうよ。動物園もぜひ訪ねたいです。

  5. だほん より:

    雨で大変でしたね。
    私は、13年前に伊豆大島を右回りに一周した思い出があります。
    https://kimamam.blog.ss-blog.jp/2011-02-08?1729208093

    7年前に東京単身赴任最後に三宅島へ波が高く三宅島と御蔵島は波が高く欠航で八丈島へ向うアナウンスが流れる。
    八丈島へ人と荷物を下ろすとすぐに帰路へ出港します。

    往復の乗船券は、欠航という事で全額払い戻しになりました。
    21時間、無料の長い船旅となってしまいました。
    機会があれば三宅島へ行きたいです。
    https://kimamam.blog.ss-blog.jp/2017-02-19

    1. taboom より:

      だほんさん おはようございます。

      ご無沙汰しております。
      13年前に大島を走られていたんですね。その頃は輪行する人に多くなかったのでしょうか。
      今回は「雨降ってる」にも関わらず、輪行袋は満載(笑)でした。
      岡田と元町の両港を使い分けるというのは何となく聞いて知ってましたが、今回は当たり前のように岡田港に戻ってきました。
      岡田港に戻ってから、帰りの便は元町でーすと言われたらがっくりと膝をつくところでした(笑)

      三宅島行きは災難でしたね。のんびりと大洋をクルージング・・・ならいいけど外洋は揺れて大変だったでしょうね。
      八丈島へは子供が小さい頃ですが夏に行きました。結構遠かった覚えがあります。
      覚えてといえば、泊まってたホテルに「金さん銀さん姉妹」が来てて撮影クルーがわんさかだった事を思い出しました。

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