南アルプススーパー林道の一端を走った

南アルプススーパー林道を自転車で走る事はできません。
今となっては、というよりそれは当たり前のように以前からだけど、南アルプスを貫いて山梨県と長野県を結ぶ、南アルプススーパー林道は自転車で走る事はできない事になっています。あのような立派な林道を作ったにも関わらず、公共交通機関(バスやタクシー)を除いて入っちゃダメというのは理不尽な事この上ないとサイクルスポーツを読んでた少年時代、ん?青年時代か 思っていたものです。まあ、ダメなんだろうとその当時は諦めていましたが、それでもチャレンジャーは居たようで、監視の間隙をついて抜けたとか、たまにやってくる定期バスの運転手に捕まったとか、それを逃れるために、一旦崖下に降りて行き過ぎるのをまっただとか、豪傑さんが出るわ出るわ(笑) あ〜そうですかって単純に諦めていた自分は何なのよという感じ。

北岳のバットレスを登るために、山男の先輩の車に分乗して広河原まで行ってそこから歩き始めた記憶があります。バットレスなんて初めて岩登りする奴を連れて行くところかよと思ったけど、勢いで連れてかれちゃった。まあ、当時は若かったし元気もあった。結局は、雨が降り続いて2日くらい岩場の麓のテント場で何となく待機してやり過ごした挙句、最終日に雨があがったので、そらアタックだと出発したけど考えることは皆同じ。ルートが渋滞してしまったので、こりゃ頂上まで行けないと見切って途中から戻って来たという。ガスった岩場で、見えない下にむかって垂直降下して行くことの恐怖。帰りの反省会で怖くておもわずウ●コ漏らしそうになったと呟いたら、そのエピソードを結婚式のパーティーで吹聴されてしまったというおまけ付き(笑)

そんな広河原まで、自転車で走ることができるイベントがあると、エンマバイシクルワークス のM井さんから教えてもらいました。おおっ、それならと一も二もなくエントリーして参加出来るようになりました。総勢200名くらいだったから、それなりに申し込まないと締め切りになってしまう可能性もあったので今回はラッキー。そして、前入りしてウオームアップするほどの熱意はあったけど、南アルプスに分け入る上り坂が心配だったので電力自転車に頼ることにしたけど、今回に限ってはそれは正解だったなぁと、スタート直後に認識したのであります。芦安温泉を貫く道からスタートするそのコースは、いきなりの激坂(18〜20%over)で、朝早く目覚めて一番であのギリギリするような坂を上って行くのははっきり言って辛いし私にとってそれは無理。グループ毎にスタートして行ったけど、どんどん振り落とされてグループ走行の体をなさなくなりました。しかし、電力自転車は威力抜群、汗ひとつかかずにホイホイホイとまるでマルキン自転車・・・(+_+)\バキッ! のように上る事ができました。おかげで参加された人々の苦しそうな顔色を眺めたり、自転車や装備を見たり、景色だって。いろいろなヒト・モノ・コトを観察しながら旅する事が出来ました。苦しい思いをしない分、別のものに注力できる。ゼーハーゼーハー苦しくなって呪いの言葉を吐いたり、チキショーなどというマイナスな気持ちを一切持つことなく、鼻歌うたったり、なんて事ない景色に感動したり、そして幸せな気持ちで旅を楽しむ事ができる、そんなマシーンですよ、電力自転車は(笑)
(2024年11月4日 走行)

集合地点のある駐車場のちょっと上の段にある、白雲荘に泊まりました。
今回のイベントはオール日大の先輩方々とご一緒させて頂きました。

朝の出立が早いからと、白雲荘の女将さんがおにぎりを用意してくれました。
これが、暖かくてフワフワで美味しいのよ。

スタートから、夜叉神エイド、

夜叉神エイドから広河原に向かう

広河原に

帰り道、後ろ髪を引かれるような思い。来年もまた、きっと。

芦安温泉にゴールした後は、実家のある身延町に向かいました。
途中の日帰り温泉に寄って、道中そんなに汗をかかなかったので、サウナで汗をかきました。

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南アルプススーパー林道の一端を走った” に対して10件のコメントがあります。

  1. 六浦っ子 より:

    スーパー林道って響き!コレ萌えますねー 第一次ぢ転車マイブームだった10代20代の頃は、街から街に抜けるサイクリングが主な行動パターンでした。それが第二次マイブームの50代以降では、taboomさんはじめ個性的な方々に林道やら峠やらに連れて行っていただいてます。どっちも面白いのですが、 こんなレポート読んでると、ヤマに惹かれますね。

    1. taboom より:

      六浦っ子さん おはようございます。

      スーパー林道、いい響きですよね。スペシャル感があります。
      おなじようにスーパー銭湯も私にとってはスペシャル感があって好きです。関係ないか。
      ブームによって興味の対象が変わるというのは面白い視点だと思います。それが街だったり山だったり、いずれにしても突き動かされる動機はなんでしょう。
      どうして、街から街へ、そして山へ、行くのでしょう。今度飲んだ時にぜひ教えて頂きたいものです。っていつもの話題か(笑)
      それでも、この手のイベントは楽しいですよ。しらなかった。

  2. shiokame より:

    「監視の間隙をついて抜け~バスの運転手に捕まった~それを逃れるために、一旦崖下に降りて~」え、なんて不埒なやつなんだ、あれっ、ひょっとして、それは俺のことか? てなわけで、古いメモを引っ張り出してみましたら、1990年8月のことでありました。
     北沢峠がそんなに厳しい規制だとはつゆ知らず、茅野から杖突峠、高遠を経て、戸台の橋本山荘泊。おばさんに聞いたら「監視は朝6時半頃からだから、その前に通過してしまえば大丈夫よ」とそそのかされて、翌朝5時55分、電動のがっしりしたゲートが下りていましたが、その横をすり抜けて北沢峠への道をまっしぐら。木曽駒ヶ岳から鋸岳の素晴らしい山容を仰ぎ見ながら順調に上っていくと、長谷村の職員が軽トラで上ってきました。当然、制止されましたが「ここまで来たのだから歩いてでも上りたい」と言ったら「それでは十分気をつけていってくださいね」とお許しが出たのです。「歩いてでも」と言ったのですが、実際は歩きと乗ったのが半々くらい。戸台のゲートから北沢峠まで3時間50分。
     峠では目立たないようにそそくさと下りに入ったところで、偶然、甲府側から上ってきたバスの運転手に捕まって「無線で警察に連絡するぞ、そこで自転車を分解して待ってろ」と脅されました。「はい、すいませんでした」と言うことを聞いた振りして一目散に下り始めたのです。バスが峠から折り返してくる時間はおおよそ分かっていましたから、その時間をみはからって、ガードレールの外側(崖下ではありません)に自転車もろとも休憩して(隠れて)バスが行ってしまうのをやりすごしました。
     広河原の手前にも監視所がありましたが、さらにその手前に対岸に渡る吊り橋があって、それを渡ると宿泊を予約していた国民宿舎広河原ロッジ(その後廃業)で、とうとう無事に峠越えは成功してしまったのです。当時、芦安村から夜叉神峠、広河原を経て奈良田に抜ける野呂川林道は一般車通行可だったのです。翌日、夜叉神峠を越えて甲府まで走って、このサイクリングを終えました。
     してはいけないことをしてしまって、大変反省しております。ただ、もう34年前のことなので、時効? が成立していると思って、ここに告白する次第であります。申し訳ありませんでした。

    1. taboom より:

      shiokameさん おはようございます。

      これは、不埒なやつを頭に浮かべて書きました〜!
      しかしながら、不埒なやつはshiokameさんの他にも居たんです(笑)
      何かの話をきっかけにその話題になると、「実はさ、若い頃に行ったんだけど、大変だったんだよ」って、ちっとも大変さを感じさせない口調で始まるんです。
      それを聞くたびに、こっちの方が地団駄踏みたくなりますね。経験はプライスレス!
      なんどもお願いしますが、そのプライスレスな話を後世の為にぜひ形にして残していただきたいものです。

  3. INTER8 より:

    こんにちは。
    南アルプススーパー林道を走れたんですね! そのなイベントがあるとは知りませんでした。
    でも、今の僕はそっち方面の魅力はあまり感じなくなりました。それよりも、山間のこじんまりとした集落を巡るのが幸せです。
    shiokameさんの懺悔コメントも興味深いです。時効が成立するかどうかは別として (^^; コメント欄はたぶんGoogleには記録されないと思いますので、大事にはならないでしょう。

    1. taboom より:

      INTER8さん おはようございます。

      私も教えてもらうまではこのイベントを知りませんでした。今まで何回か開催されているようです。
      イベントそのものに参加する機会はほとんど無いのですが、偶に参加すると時勢を確認することもできてなかなか興味深いです。

      shiokameさんの話は、マジに面白いですよ。とんでもねー親父だと思いますけど(笑) 
      酒飲むと輪をかけて面白いので機会があったら酔っ払わせてください。

  4. TAKOぼん より:

    こんにちは
    南アルプス スーパー林道 聞くだに 心躍る! 
    青い峰に白い雲がかかるさまが 目に浮かびます(行ってないけど)
    山のほうは 北岳から光岳まで縦走したことがあります。
    元気だったな~って 

    自転車が電動アシストなら 人間も電動アシストしてくれるようならないかと・・・
    サイボーグ009までは 行かなくていいから・・・(ウエラブルな アシストって結構実用化されているはずですよね 最近は話題にもなりませんけど)
    進入禁止 といえば 青崩れ峠から 水窪へ行く途中 現152号線 当時 高速道路だったのですが 一部区間を 走りましたよ。 車は来ないけれど やばい~~って みんなで。

    1. taboom より:

      TAKOぼんさん こんばんは。

      南アルプススーパー林道ですよ。
      アルプスとスーパーが来たらもうワクワクするでしょう(笑)
      その中に吸い込まれるように今回は分け入ってきましたが、本来の全工程から言えば、ほんの先っちょだけ分け入ったって感じ・・・(+_+) \ バキッ!

      今回の参加者で電動アシスト率は低かったです。みなさん、ちゃんとした自転車に乗ってました。という意味では、今回は当事者って感じではなくちょっと別の観点で(第3者的)参加できたので面白かったです。
      サイボーグ009といえば、加速装置。電動アシストなら、容易に加速(自分比)する事ができたので良かったです。来年もまた参加したいと思いますが、その時は当事者として参加するかなとか考えてますが、その前に鍛え直しが必要です。

      それにしても、青崩峠とかいろいろ投げ込んできますね〜(笑)

  5. アルプス親父 より:

    南ア林道羨ましいなぁ。今から46年前に夜叉神峠から大学時代のクラブの連中と北沢峠を目指して野呂川に抜けるつもりでしたが、広河原の監視小屋で見つかってしまい執拗な監視が続きあえなく断念して引き返しました。。今の体力じゃ絶対無理だしバスに乗れれば景色だけでももう一度見たいですね。
    ところで夜叉神トンネルの横に開いている口径の小さなトンネルがありますがその昔、森林鉄道が走っていたのはご存知でしたか?当時はトンネル内に線路がそのまま残っていましたよ。

    1. taboom より:

      アルプス親父さん こんばんは。

      えー、夜叉神トンネルの森林鉄道ってのは知らなかったな〜。いろいろとちゃんと見てませんでした。電力だからって油断してました。
      来年はまたチャレンジする予定・・・なのでその時の宿題としておきます。
      北沢峠はやはり目指されましたか。そして阻止されたと(笑) だいたいパターンですね。
      私自身は、それさえもやったことがありませんでした。有名どころは大体行ってないところばっかりです。
      何やってたんだろ???

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