江田島グルリ

キリキリキリキリという音が追ってくる。
こちらは一生懸命ペダルを漕いでいるのにです。これ以上踏めって事かよ。よーし、それならと輪をかけてガシガシ踏むとしばらくそのキリキリは聞こえなくなるけど、ちょっと油断するとまたキリキリキリキリ・・・。平地ならともかくちょっと角度がついて来るともうお手上げです。もう、勝手にキリキリ言わせとけとちょっと投げやりな気持ちになります。キリキリの音は、後ろからついて来る後輩達のスプロケットのラチェット音です。私の巡行スピードじゃ足が余っちゃうんですね〜(泣)　まあ、ちょっと今日は我慢してよ・・・・。

土曜日の朝、集合時間のちょっと前、雨がパラついてどうしたもんかと一瞬なりましたが、フェリーに乗って島に渡ってしまうと、雲は多めであっても時々パーっと晴れ渡りました。前から受ける風が気持ちよい季節になったからか、逆に背中から刺し込む日差しの強烈な事。そんな天気の下、会社の後輩２人と江田島をグルリと回ってきました。後輩の２人はタイプは違うけど自転車に乗るのが好きな連中であります。彼らは私と同様、東京から流れ着いた連中なのですが、広島に住み着いていても自転車で江田島に渡った事がないという。えー、勿体ないじゃんと散々言ってたので、私が広島を離れる前に一度一緒に回って下さいと後輩が企画してくれたランであります。S君はロードでガンガン走っていた彼で、Y君は学生時代からトライアスロンをやっていた彼でと、それぞれ走りに重きをおく連中です。勝手に行かれると置いてかれちゃうと心配して、コース案内と先導は俺がすると先輩風を吹かせた結果が冒頭の悲劇に繋がります。いやいやキミタチ、島を走る時は海や山そして空を見ながらゆっくり行くのがいいんだぜと無理やり啓蒙したのが伝わったかどうかは別にして、フェリーに乗れば簡単に別世界に行けるという事は分かってもらえたと思います。
これからは、あの楽しかったフェリー旅を引き継いでもらいたいものです。

島巡りは最初だからコースはこんな感じ。

このコースをベースに色々とアレンジしてね〜。

じゃ、いこうかと私が先頭を走ります。

これはY君のマシン。自分のは自転車って呼ぶけど、これはマシンですね。
しかも彼は、先週地方のトライアスロンの試合に出たまんまの装備、つまり決戦用（？）のホイールのままやってきました。

で、２人とも旧兵学校裏の劇坂を難なく上って行くのです。

今日の私は無理しません。押しました(笑)

旧兵学校の正門の反対側にある学びの館で休憩。いつもここでトイレ休憩するんだよと教えたところ、Y君がなんだか自転車を気にしてます。芝生にあった生々しい犬？のう●こを踏んだらしくタイヤからこそげ落としてます。決戦用のタイヤにミソがついた？(笑)

でも、私と走る人は結構な確率で、う●こ踏みますね・・・(+＿+)＼バキッ!

Y君のマシン。コルナゴですよ。
私が知ってる昔のコルナゴは高嶺の花でした。それは今でもなの？
でもこれ、ホイールが回ってる時に指入れたら切れますね、・・・って入れないか(笑)

S君のマシン。これはまたフレームにそぐわない太いタイヤを履いてます。36Cでしかもセミチューブレスだそうです。ディープリムの中にも空気が入るのかと聞いたけど、全部じゃなくて半分くらいは入るらしい。リムとの相性らしいけど、最初はパナのタイヤで試したところ漏れちゃうらしく、IRCに変えたらバッチリグーとのこと。