めんそーれ 沖縄!

今朝、飛び込んできたニュースに驚愕しました。
なんと、3日前に訪ねた、沖縄の首里城が焼失したとのことです。
首里城を訪ねるのは2回目です。今回印象的だったのは、建物の中に新しい木材の良い匂いが漂っていた事でした。木材の匂いって良いよなぁと思いながら回ってました。まさかそれが全て消えてしまったとはにわかには信じられません。昼間訪ねた時には、構内にはそこら中に誘導員が居たのですが、夜中はノーマークだったんでしょう。何れにしても貴重な歴史遺産が無くなってしまったのは残念ですが、最後に回る事ができてラッ・・・(+_+)\バキッ!

出張に出掛けることで自然と溜まっていた航空券のマイルが、今年の10月から順次期限切れとなるとのことだったので、この有給休暇の機会に使っちゃえという事で、2泊3日の旅程で沖縄に行ってきました。しかも、宿泊先は激安のキャビンタイプ(カプセルホテルの事ね)で、2泊で7000円であります。これも出張で貯めた楽天ポイントで全て賄えました。飛行機代、宿泊費は全てロハ! サラリーマンやっててちょっと良かったかな(笑) 

今回の沖縄旅のテーマは以下としました。
 1 日本で最南端のゆいレールが伸長したので、改めて伸長分に乗る。
 2 本島の北部に行った事が無いので行ってみる。
 3 那覇市街の今まで行った事ないところを散策する。

そんじゃ行ってみましょう。

■ 1 日本で最南端のゆいレールが延長したので、延長分に乗る。

ゆいレールは、モノレールであります。日本で一番南にあります。これができる以前は、空港から市内に移動するにもタクシーやバスを使うもしくは空港でレンタカーを直接借りるしか無かったのですが、これができてとりあえず中心街への移動が簡単にできるようになりました。これは旅人の思惑ですけどね。

空港に直結してる、那覇空港駅は「日本最西端駅」です。

一日乗車券を購入しました。今気がついたのですが、購入後24時間は使えるようですね。

那覇空港駅にはラッピング車両が待ってました。

次の赤嶺駅が、「日本最南端駅」だそうです。

これがオリジナルのカラーです。これは最初見た時から私的に好感度が高かったです。

今回伸長されたのは4駅で、これは終点の「てだこ浦西駅」です。

この先は切れてます。
東京の多摩モノレールでも、上北台駅で同じような物悲しい光景を見る事ができます。

車両の中はこんな感じ。今の所は綺麗です(笑) 
しかしこの終点駅はガラガラですが。繁華街の辺りまでは、この時期修学旅行生がわんさか乗ってます(泣) ちょっとゲンナリ。でもまあ自分が生徒の頃も集団でガヤガヤやってたんだから文句言うなーですよね。

首里駅で下りて、そこから首里城まで歩きました。
しかし、お城の裏側から入ったので、ここの画像の順番はウソです(笑)

お城は山の上にあって、全体としてはなかなか広い敷地です。

建物の中に歴代、琉球王の肖像が見えます。館内では撮影禁止だったので外から見えたので撮りました。真ん中に王様を両脇に官吏を配置する構図ですが、王様は官吏より大きく描かれてます。これも大戦時に焼失したものをやっと復元したとの事だったのに、再び無くなってしまったというのはホントに残念な事です。

正殿から1段高いところまで登ってから町を見下ろします。

帰りは儀保駅まで歩いて、そこからゆいレールに乗りました。

西に沈む夕日に照らされた車両が綺麗でした。

■ 2 本島の北部に行った事が無いので、行ってみる。

翌日は、レンタカーを1日借りて、北を目指そうという算段です。以前、美ら海水族館がある本部町まで行った事はあるのですが、それより北に行った事はありません。北部エリアはヤンバルクイナだったりプロゴルファーの宮里藍の出身地だったりするようです。楽しみですね〜。ところで、沖縄の主要幹線である国道58号線ですが、実ははるか遠く、鹿児島まで海上で繋がっているそうで、北端の辺戸岬のあたりで切れてます。それも含めてどんな場所なのか見聞してきましょう。

ルートはこちらです。

朝方の空は青かったです。それにしても、那覇の街中を抜けたらずーっと基地が続いてます。Yナンバーの自動車が多いのも特徴的で、基地に入るためにプチ渋滞を引き起こしてました。

そろそろトイレに行きたいな〜と思っていたら、都合の良い事に、嘉手納の道の駅を発見!

ためしに「おいら」の手のひらを押したけど騒音は表示されないぞ〜(怒)

むむむ! 建物の屋上に人がたくさんいる! 上ってみよう。

ここは展望台になっていて基地の中を見る事ができるようになってます。長玉もってくれば米軍の戦闘機など撮れるじゃん。

しかし、戦闘機が飛ぶ時は、ホントマジに煩いです。
この日は何か特別に、騒音を市民の会のような団体が記録をしてたようです。他にテレビ局も来てて、撮影してました。

ジェット機も見たから先へ進みましょう。

これ、ご存知ですか? NHKの72時間でやっていたドライブインです。

海のすぐ脇にあって窓から綺麗な海が一望できます。

雰囲気最高です。しかしメニューを見ると特別にアメリカンって感じゃなくて、いわゆる国内のドライブインと同じようなメニューが並んでいたのはちょっと嬉しかったです。ちなみに私は、ハンバーガーとスープを頼みましたけど(笑)

本部半島の北側に、古宇利島という島があるのを発見。
この島とは橋で繋がっていて海の上を走って渡るようになってます。

でも、自分で走っちゃうと何だかよく分かりませんけど(笑)

いろいろと寄り道したのでだんだん時間が足りなくなって来ました。ナビでは最北端の辺戸岬には14時頃に到着となってます。うーん、レンタカー返却は17時だからちょっとヤバイかも・・・

北側の国道58号線は車の交通量もほとんど無くて、予定の14時前には無事到着。だったら岬をぐるりと回って来ましょう。

岬の突端には、祖国復帰闘争碑がありました。大戦が集結した後も沖縄だけが取り残されてしまった記録を記したものです。その後も沖縄は、日本とアメリカの両方に良いように扱われている事実があります。この岬の20km先には鹿児島に属する与論島が見えました。近いようで遠いここの場所に立ってる意味があるようです。

振り返ると、奇妙な形の山が見えます。時間があればそこまで登ってみれば岬の様子もわかるかと思ったのですが、もう時間がありません。これから3時間で那覇まで戻れるか? 

ナビは来た道を戻れと指示します。しかし、私は大の行って来いが嫌いな性分なので、このまま反対の東側をひた走って帰る事を選択しました。途中で58号が切れるところも、ヤンバルクイナも、宮里藍の出身地も全てパスして走る〜走る。

途中でこんなでかい風車が回っているのを見つけたら寄っちゃうでしょう。

■ 3 那覇市街の今まで行った事ないところを散策する。

最終日は、15時くらいまでに那覇空港に着けば良いという事で、ホテルをチェックアウトしてから那覇の海岸べりを散策、そして国際通りから牧志の市場そしてミリタリーショップなんかを覗きます。しかし、街中を歩くと半分は中国人で半分は修学旅行生。どっちも声がでかいし、周りにお構いなし(笑)

ルートはこちらです。

港に来て見ると、これまたでかい客船が停泊してます。これは広島で見る1万トンバースどころの話じゃないですね。

前から気になっていた、波の上ビーチに行ってみました。那覇市内にあるビーチってどんなもんだと思ってましたが、季節ハズレというのもあるけど。こじんまりとして静かなビーチでした。繁華街にとどまって手軽に海に浸かる事ができそうですよ。

これは波の上宮です。琉球八社の一つでパワースポットとの事です。私はわかりませんが(笑) でも港を見下ろすロケーションにあるのは何かご利益ありそうですね。

そして、対馬丸記念館。
今まで全くノーマークというか、その事実を知りませんでしたが、大戦中に、沖縄の子供を本土に学童疎開させるために長崎に向けて出航した輸送船がアメリカの潜水艦に沈められたという悲劇があったそうです。そして、沈没した事実に対し箝口令が出されて歴史からも抹殺されました。戦時中の国民に与える影響を考慮したからでしょうか。2重の悲劇です。広島や長崎などの有名な場所はともかく、このような場所でも悲劇が起きてる事を今更ながらに気がつかされます。修学旅行に来てるなら国際通りで無責任に放り出すんじゃなくて、ちゃんとこんな事実があったことを生徒に学ばせろよと思うのでありました。

対馬丸の悲劇を見た後に、米軍放出のミリタリー屋に行くのはちょっと躊躇しましたが、まあそれでも行くだけ行って見るかと。新しくなった牧志の公設市場を抜けながら大道まで歩いたので結構疲れました。ピクニカにつけるフロントバッグを探しに行ったのです。

国際通りの真ん中には、なんとドンキがありました。しばらく来ないと色々と変わるね〜!

そして、この旅の間の 食べたり飲んだり
空港食堂のフーチャンプルー。

沖縄で飲むお茶といえばこれでしょう。

那覇の夜ならガッツリステーキを食べるイメージ。

しかし、もう既に若くないという事を実感(泣)

シーサイドドライブインでのモーニングはこれ。スープが旨いのはわかるけど、なんか懐かしい味。子供の頃に作ってもらったクノールのスープ(カップじゃないよ)を思い出したよ。

恩納ののなかむらそばのなかむらそば(沖縄そばのナカムラスペシャル?)

那覇の松山にあるお食事処三笠のチャンポン(沖縄のちゃんぽんはご飯ものです!)

そしてポーク玉子おにぎり。これ温めてもらうのがミソですよ。

そういえば、ジューシーを食べてなかったな〜。という事で安里駅の近くの食堂でジューシーと沖縄そばのセットを。

コンビニで見つけた「シークワーサー香るさわやか泡盛」をホテルで飲んだら、ゲロマズでした(泣)

それから、2泊7000円のキャビンはこんな感じ。

夜行列車が心地よいならカプセルホテルなんて楽勝じゃん(笑) 私はこの包まれ感が好き❤️

ところで、今回気づいたのは、沖縄に行くのに東京より広島の方が近いということとこちらの航路の方が面白いという事です。まあ考えてみれば当然っちゃ当然ですが、東京から沖縄に飛ぶのは空港を飛び立ってそのまま、ほとんど海上を行く訳です。変わらない景色が何時間も続くのに対して、広島からの航路は、陸上を飛んで、山口から下関を超えて九州を縦断、奄美列島の上を通って沖縄という感じです。行きは雲が多かったのと半分寝てたのでそうでもなかったですが、帰りは薩摩半島の開聞岳が見えた後、桜島、そして霧島連山の火口の上を飛びました。桜島がともかく、霧島連山の火口がボコボコだったのでびっくりしたり。その後は、佐多岬が見えた後は、国東半島を経ておなじみの瀬戸内海に。周防大島、阿多田島、江田島、宇品、東広島の上を順次通過した後、広島空港に着地しました。

この5年間の広島生活で散策したあたりをずっと通ってくれたので、頭のなかで走馬灯のように光景が流れていきました。なんかもう、一通り思い返しちゃったので、もう埼玉に帰っても良いやって気持ちになりました。

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