相模川を左に右に
ドカドカとダートを下ってきて、いきなりバーンと景色が広がった時、眼下には相模川が見えました。そして河原に隣接する公園にはいくつかのテントも見えてます。彼の地でキャンプをしてるW氏に早速LINEを送り、河原が見えるところまで下りてきたので、手を降ってよと無茶振りしたら、LINEの先の彼は一所懸命に手を振ってくれたようです。そんなの見える訳ないのにね。相変わらず良い人だな〜(笑)
この週末、天気が良いと聞いたので、そろそろ巌道峠リターンズかと薄ぼんやりと考えていたところ、サラリーマン時代のお友達のW氏より相模川のキャンプ場に行くと連絡がありました。自分は土曜日のみ休みで連休が取れません。よって今回は一緒にキャンプ出来ないけど、サイトに寄るだけならと考えたのであります。キャンプ場の近くの地図を調べていたら、いずれ訪ねてみたいと考えていた三増峠があるじゃないですか。三増峠は武田軍と北条軍の合戦があった舞台だと聞きました。まあそれならストーリー的にもちょうどいいんじゃないかと無理やり紐付ける事にしました(笑)
かつてjam隊長も越えた三増峠、いい機会だから相模湖から走り出して峠を越してキャンプ場に遊びに行くことにしましょう。ところでjam隊長は最近何やってんだろ? (2021年2月20日走行)
今回のルートです。
相模湖駅から出発して、相模ダム、津久井湖の北側を経て、三井大橋を渡ってから南下、一の沢橋の先から三増峠アタック、林道を経て上大島キャンプ場というルートです。このルートの中、「津久井湖の北側」は想像していた以上のとんでもなさで、自転車で行く場所ではありません。今回通り抜けた事は通り抜けましたが、万人にオススメできるものではありません。このコースを見て試す事は絶対しないで下さい。帰宅して一息ついてからも、俺は良い歳して何やってんだとちょっとブルってしまいました。今回は自戒を込めて記録してます。
三寒四温でだんだん春が近づいてます。いや、三寒四温は春そのものですかね。輪行する新秋津駅に向かう途中も日差しは暖かです。
相模湖駅に到着したのは、新秋津駅から1時間ちょっとです。近いですね〜。
・・・って、相模湖あたりなら普通自走する距離だろ・・・(+_+)\バキッ!
でも私はいいとこ取りなんです(笑)
しかし、中央線は特急の往来は多いですね。相模湖駅までの移動中に感覚的ですが20分に1本は特急を見てるような気がしました。でも、その分鈍行は待たされるんだよな〜。
暖かな相模湖駅前で自転車組み立てました。本日は峠越えという事で、SEMASであります。
このSEMASは、6ミリ(ステム)、5ミリ(シートピラー)のアーレンキーだけで組み立て分解出来ます。が、持って来るのはいつもながらの重い工具袋。結局これっきゃ使わないじゃんと思いつつバラリと広げていた工具袋を畳みました。いい加減工具袋のリストラしなきゃね〜。
相模湖記念館でダムカードをもらおうと思ってたけど、臨時休館(泣)
ふらふらとサイクリングなんかに出かけてるけど世の中は今だに災禍晴れずなんだよね〜。
自転車の準備が出来たので、出発前に駅前の老舗喫茶店で腹ごしらえしましょ。
駅前の喫茶店っていいよね〜。
久しぶりの相模湖畔。
しかしこの辺りは自転車で入っちゃダメとか色々な規制があってちょっと煩いね。
家人と結婚する以前に、彼女の出身地という事で相模湖に遊びに来たことがありました。
当時は湖畔の卓球場や鬼にボールをぶつけるとガーって言う奴があったり、電気科学館を見たり、ダムを渡って嵐山にも登ってみました。電気科学館は1989年に閉館したそうなので、もう30年以上前のことです。
ここが、嵐山の入り口です。彼女は小学生のくせに、妹と2人で嵐山に遊びで登ってたと聞きました。どんな子供時代だったのよ?
ステージ1 津久井湖の北側をいく
相模川を左岸に渡りました。
ここから県道515線に入ります。入り口にはこのような注意があります。
これくらいは、まあ想定の範囲。進む進む。
人家が途切れると、ゲートが現れ、まあそれも想定の範囲かと、進む・・・
この間、自粛・・・
もともと、廃道となっていた部分に対して、近年の台風直撃やらで輪をかけて、崩れたりして、道の原型をとどめていないところもありました。簡単に言えば沢筋はドカンと流れ落ちていて、高巻きしないといけない部分や・・・・。そうなると担いでいる自転車なんて邪魔者以外の何物でもありません。くれぐれも私のような馬鹿な真似はされないようにお願いします。
激しいセクションからシャバに戻って見る桜の美しいこと。
・・・ん、これ桜だよね。この辺り日当たり良いからかな。
眼下には津久井湖が見えます。あれは名手橋ですね。
そして、こちらは三井大橋です。
湖面は穏やか、橋の上を通り抜ける風もとても気持ち良いです。まあでも、それは気分的な事も多分にあるでしょう(笑)
じゃ、仕切り直して次のステージに進みますか。
ステージ2 三増峠を林道で越える
上ったり下ったりで慌ただしいのは、相模川とその支流の段丘のうねうねを抜けるからでしょう。この辺り、あまり来る機会はありませんでしたが、なかなか手強いです。・・・が、面白い!
県道65号線を南下して、一の沢橋を渡った先で、文字通りゲートイン。
ゲートの手前に止まっていた自動車のおじさん(山菜採りマスターの模様)が、この道は峠まで行けるけど、峠からあっちへ下るのは大変だよ、道がえぐれていて自転車乗ったままじゃちょっとなんだよとの事。まあ、無理なら歩くし、それでも危なそうなら戻って来ますわといいつつ走り出しました。このゲートインもオウンリスクでね。
しかし、この道、とても走りやすいダート道であります。
ゲートから入って沢筋はちょっとゼーハーしたけど、沢を切ってからは、足が回る回る!
こんな走りやすいダートがまだあったんだとちょっと驚き!
で、ほどなく三増峠(みませとうげ)に到着。時計を見たらちょうど12時でした。
この通せんぼのゲートの先は、急降下で県道65号線に出るらしい。今日はそっちに下りません。
雲ひとつない青空。
コンビニで買って来たおにぎりを2つ食べて、さっさとスタートしましょ。なにせこの先道が荒れてヤバイらしいからね。
コーナーを曲がったら、そこに獣がこっちを向いてました。
たぬき? ハクビシン? んだありゃ?
最近はワイド単焦点のRX0だけなので、ちょっと距離あると小さくしか映らないのです。
しばらくは、微妙に下り基調なんだけど、ほぼ平らな道を進みます。
ドカドカ。
ドカドカ。
ドカドカ。
おおーっ! 相模原の町が見えて来たよ。
ここでW氏にLINEをして、こっちもお付き合いで、眼下に向かって、両手をフリフリ、ついでに腰をフリフリ・・・(+_+)\バキッ!
そしてあっけなく、気持ちの良いダートは終わってしまいました。結局ヤバイところは出現せず、ほっと胸をなでおろす。朝のが強烈だったからというのもあるけどね。
こんなに気持ちが良い走りやすいダートなのに全く誰とも会わないのはどうしてよと不思議だったけど、それは、進入禁止だったから。こちらのゲートには明確に自転車入っちゃダメと書かれてます。入り口のゲートにはそんな表示なかったのにね〜。
まっ、いいっか。
気を取り直してキャンプ場を目指しましょう。
地図を確認しても、キャンプ場がある対岸に渡るにはかなり北上して小倉橋を渡るしかないじゃない! しかし、この県道511号ってダンプ大杉。ダンプ側の都合ももちろんあるだろうけど、並走するのも気持ちの良いものじゃないね。
W氏のテント場に到着。W氏は八王子から自転車に乗ってここまでやって来たようです。ソロキャンパーですよ。
コーヒーをご馳走になりました。
近況について聞くと、この災禍のおかげで年初からリモートワークを強いられているようです。家にいて仕事してるふりして給料もらえるならいいじゃん!とか軽口を叩きましたが、実際はそんな生易しいものじゃないようです。リモート会議という便利な(厄介な?)仕組みがあるので、今まで会議は時間単位だったものが分単位で行われるようになったし、会議室が無いから会議出来ないとか言い訳が通らずに、短時間で新しい会議が行われるので、その都度頭の切り替えを行う必要があってかなりシンドイようです。会社だと逃げ場があるけど、リモートに死角なし(笑)ホントにご苦労様であります。
川辺のキャンプ場は、川風が通り抜ける気持ちの良い場所でした。広々としてるキャンプ場にはペットの持ち込みは禁止ですよ。
3月の休みが合えば、再びここでキャンプしましょうという事で、またね〜。
キャンプ場がある河原からの上りが、この日一番きつかったかも(笑)
この日は橋本駅でゴール。ここで自転車畳みましょ。お疲れ様でした。
八王子に戻る電車を待ってる間、ぼーっと向かいのホームを見てたら、何とあれは相模線! あ〜、そうかここから茅ヶ崎まで行くんだな〜。若い頃に聞いてたユーミンの天気雨に出て来た奴。機会があったら相模線に乗ってゴッデスに行ってみたい。
・・・で、ゴッデスって何?
走行距離 概ね38km
この旅のお供は・・・ POWERED BY SONY DSC-RX0
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なかなか面白そうなコース、こんなに走って38キロプラスαとは何か短い感じですねぇ。
巌道峠は恒例でAクラブで行ってましたが流行病のせいで企画が頓挫して暫く行ってないなぁ…
あ、ゴッデスは湘南のサーフショップ、こっちは忘れるほど行ってない、そもそも波乗りに行ってないか。
HΛL@狭山湖畔さん こんばんは。
なかなか楽しめましたが、距離的には大したことありません。前半は押したり担いだりだったのでハカが行きませんでした。
まあ、私の場合走る距離はあまり頓着せずなので(笑)
巌道峠は、桜の季節に行こうと考えてます。去年あの辺り走ったのですが桜がホント美しかったので。
ゴッデスはサーフショップだったんですね。私にはあまり関わりのない、イケてる系だとは薄々感じてました。
それより先輩が波乗りだったとは!そっちの方がびっくりです。
津久井湖北側ルートは学生時にフェアレディ280Zで完走しました 二度と行かないと誓いました爆
今は廃道当然の道として誰も寄り付かないと思っていましたが抜けたんですねーすごいパチパチ
相模川に降りちゃうと河岸段丘の上りはいつもつらく感じます
あじこぼさん こんばんは。
あの道を280Zで行こうだなんて、全くもう・・・って感じですね。せめてもっと小さい車でチャレンジしてください(笑)
今回は何とか通り抜けましたが自転車乗って行くのはまったく意味がなく、褒められた行為ではありません。多少道にゴロた岩が転がってるとか、倒木があるとかならまあ趣があると言えなくは無いと思います。が、そんな感じじゃありません。沢筋で土砂が流れてガードレールが落ちてるところが大小3箇所ありました。2つは抜き足差し足で通り抜けましたが、最後の奴はちょっと・・・ねぇ。
相模川は大きな川だから、段丘もスケール大きいですね。最後の最後でドスンと効きました(笑)
こんにちは
不謹慎ですけど
「崩落」とか「通行止め」と聞くと
ワクワクします。
oryzasativaさん こんばんは。
>ワクワクします。
私もそのクチでしたが、今回はちょっと、もう、沢山って感じです。
しばらくは平坦な川沿いのCRでも走ることにします。
こんにちは
赤馬から名手の道へ行ったんですね、高巻きもこなして、さすがです m(_ _)m
僕が行った10年ほど前でもガードレールを跨がないと通過できないところがありました。それ以来は足を踏み入れていません。
名手から先はどうでしたか?
三増峠のダートは気持ちいいですよね。相模川までの林道も自転車ダメなんですね。実は表丹沢林道も自転車ダメになっていました。県内は全滅かも (-_-)
INTER8さん こんばんは。
高巻きをしたところは、黄色い虎ロープがかかってました。それを引っ張りながら登ればいけるじゃんと考えましたが、足元は流石に流れ落ちただけあって、グズグズです。踏み込むと潜ったり下に流れたりでハカが行きません。しかも右肩には自転車がありますし。まだ上りは良かったですが、下りは、急だし、地面はグズグズだし流れ落ちるしで危ないので、上った時と同じような形で後ろ向きに下りました。後ろ向きだと、自転車は後ろが高くなり、それが知らないうちに枝に引っかかって進めなくなるという悪循環・・・。自業自得です(笑)
名手の集落に出てからホッと一息でしたが、実は名手から三井までもバリケードがあって通行止めでした。でもそこは地元の人は歩いて通行してましたし、自転車なら行けるとご婦人に声をかけられたので凸入しました。走り抜けるのに全く問題ありませんでした。まあ行くとしても三井から名手まで、そして名手橋で抜けるのが良いですね。
三増峠のダートはホント気持ち良かったです。斜度もちょうど良い塩梅でした。神奈川県は各所にバリケードがあって、自転車の締め出しがきつい感じがします。何がそうさせたかについては省みる必要はあると思いますが、せっかく気持ちの良い所がちょっと残念だな〜って思いました。
こんにちは(^^♪
で、「この間、自粛・・・」の間の写真は何処で見られるんですか?(^^ゞ。
違ううその名前「たぶん峠」とか言っちゃって写真載せて見せて欲しいナア(^^♪。
east_bredさん こんばんは。
実は記事に写真を用意していたんですが、流石にそれを乗せるのはちょっと何だよなと削除しました。
記事をご覧いただく皆さんに、そんなの見せられてもというのもあるでしょうし。
いろいろと言い訳を書いたとしても、所詮自己満足のために行ったようなものですからね(笑)
三増峠は行った事がありませんね。
神奈川県の林道は、5年前に秦野峠に行きました。
https://kimamam.blog.ss-blog.jp/2016-10-23
傾斜が14%の所もあり、自転車を押して上りました。
下りを軽快に走っていると、アスファルトの窪みでタイヤがパンク、
リム打ちしてしまいました。
最寄りのバス停まで歩き無事に帰れました。
今は、ロードサービス付きの自転車保険に入っています。
だほんさん おはようございます。
おおっ!ユーシンブルーに秦野峠!
秦野峠、とても魅力的ですが、ググったら一番最初にダメと書いてあるページがヒットしました。
神奈川県への遠征は機会は少ないのですが、どこもかしこも自転車ダメという場所が多い気がします。
理由なくダメになる事は無いから、いろいろとあったんでしょうけどねぇ・・・。
下りのパンク、怖いですね。怪我なくて良かったです。歩くの大変だったでしょう。
出先でのパンク修理は面倒ですが、チューブ交換なら簡単なので予備持っておくと助かりますね。
私もロードサービス付きの保険に入ってますが、廃道まで助けに来てくれないでしょうから自力で脱出できるようにしてます(笑)
津久井湖岸、よく行かれましたね!! あそこを知っている者なら逆に近づかない路になってます。大事に至らなくて良かったですね。あそこで何かあってもまず気がつく人はいませんから(汗)。
三増峠、30年ぐらい前は林道初心者が走る定番コースでしたよ。ここも随分前から自転車NGとされたため入る人は居なくなったのでしょう。三増トンネル脇から峠に担ぎ上げ、津久井方面に下る分には問題なかったと思います。
自転車を締め出す場所が増え続けていますよね。それはMTBブームの頃から始まったことですが、ブームが去ってもそのまま規制だけは残るのです。だから今のロードブームの人たちにも最低限のマナーは厳守してもらいたいですね。
ぶとぼそさん こんばんは。
津久井湖の北側については、かなり以前から目をつけていました。目をつけていたというより、大垂水峠超えがダルイのでどこか逃げ道ないかと地図を見てマークしていたというのもあります。しかしあのエリアはわざわざ行くにはちょっと中途半端な距離だったので長々と放置してました。その間、知り合いなどのレポートを見て、ちょっと普通じゃ無いけどまあ走れるんだ程度の認識を持っていたというのが正直なところです。今回はとりあえず無事だったのでラッキーでしたが、誰も気づかないというのは事実でしょう(笑)
三増峠は本当に林道初心者向けとしていいところですね。本当勿体無いことです。一度作られた規制は、状況が変わったとしても、言われるようにわざわざ解除されません。MTBブームというのは(私はその頃離れていたので)凄い勢いだったんだなと思います。最低限のマナーについて・・・、私には今回の件もあるので語る資格はありませんね〜(笑)
神奈川県道515号三井相模湖線という立派な名前の廃道ですよね。
私も2013年に行きましたが、その時でもかなり荒れていましたし、
ここ数年の豪雨で写真も自主規制となるほど荒れ果ててしまったのですね。
もちろん神奈川県も直すつもりはなく自然に帰っていくのでしょう。
それにしても神奈川はゲートのある道が多すぎます。
自己責任として入っちゃう事もありますが、体力も落ちてきていますのでほどほどにしておこうと思いました。
うなぎやさん おはようございます。
そう、そうなんです。この道(?)は、うなぎやさんが通り抜けたと書かれていた事がここを知るきっかけとなったのです。
当時の様子と今回の様子、どれだけの違いがあるか分かりませんが、走り始めは廃道としてちょっと荒れてるな程度でしたが、途中から荒れてるどころの話じゃありませんでした。
もともと自然だったところが自然に戻るというのは何か良い話のように聞こえますが、それだったら最初になんで作ったんだよという感じもあります。維持することは大変だと思いますが、やったんなら最後まで面倒見てよと思うのは勝手な意見でしょうか。
taboomさん、こんにちは。
>・・・で、ゴッデスって何?
ユーミンの懐かしい曲ですね。
茅ヶ崎にある老舗のサーフショップです。
https://g.co/kgs/F3LDfi
銀モコさん おはようございます。
>ユーミンの・・・
学生の頃から社会人になった頃、車の中で良く聞いてましたね〜。
歌詞に出てくる場所に行ったりしたのも良い思い出です。
ゴッデス、了解です。情報ありがとうございました。