【電力】林道三石山線
富士川のほとり、国道52号線沿いに実家はあります。
実家に対して富士川は東側にありますが、そちらには1000mに満たないものの山々が連なっております。おかげで富士山が全く見えない上、日照時間も短い地域であります。それでも、富士川の川筋を風が流れるので、この夏も暑かったけど、随分と過ごしやすかったんじゃないかと思います。その、実家の庭から見える正面の山々の上の方に、所々白い線が見えます。なんだありゃって最初は思ってましたが、それがだんだん左右に広がって行くにつれて、気になっていたのは事実であります。義父に聞いたところ、あそこには林道が通っていて富士川だったりこの集落も見下ろせるし、やるんだったら自転車で走れるよ。自分はマイカーで走った事あるけど、ちょっとワイルドだぞ〜って。地元の人間なんだから行く機会は少なからずあるだろうし・・・でも、先を越されたのはちょっと悔しい(笑) まっ、それは兎も角、自分も機会があったら日照時間の仇討ちにいつか走ってみたいと考えておりました。
ところで、実家の集落の辺り、結婚した当初は、どちらかというと身延町内でも端っこの方に位置していましたが、30年を経て近隣の自治体を取り込んでどんどん身延町は拡大しております。その結果、地図の上では殆ど真ん中になっちゃった(笑) んで、もともと身延町には日蓮宗総本山の久遠寺があって、そちら関係の人々には文字通り聖地でありましたが、それに加えて「ゆるキャン」というアニメコンテンツの聖地という位置付けも加わりました。放映からしばらく時間が経ちましたが、今だに各所のスポットには、気持ちの悪・・・(+_+) \ バキッ! いや熱心なファンが集まってきています。しかも概ね男2人(笑) そして合併することで手に入れた下部温泉という温泉街、雄大な富士を鑑賞することができる本栖湖の景観、クリーミーで美味しいあけぼの大豆などもあります。温泉、景観、名産という人を呼ぶ為のコンテンツは揃いに揃ったのに、どうしていまいち観光客は集まらないんだろうねぇ・・・。でもまあそれでも、この通り身延町は、発展途上(たぶん)にありますが、機会がありましたらぜひお訪ね下さい(笑)
さて、本題。9月17日の日曜日には、富士山の麓に広がる林道を走ろうとお誘いを受けていたのでありますが、バッテリーの塩梅だったり使い勝手がまだ掴めていなかったし、体力を消耗してた・・・というより無事帰還した安堵感から夜に大酒のんでバタンQと寝てしまったので、参加は辞退させて頂きました。折角のお誘い、大変申し訳ない!
翌朝に目が覚めて、しばらくぼーっとしていたのですが、せっかくの晴天なんか勿体無い・・・そう言えば自分試しにちょうどいいジャンと気づいて、向かい側の山の林道を走ってみる事にしたのであります。
(2023年9月17日 走行)
コースはこんな感じであります。本来の林道を真面目に走っちゃうと南部の先まで行っちゃうので途中で切り上げてます。お昼までに戻ると約束したもんで(笑)
動かしてみる?
玄関先に放置した自電車が訴えてます。
折角のチャンスなのにそれで良いのかと(笑)
じゃあ、行くかと。とりあえず満充電とはなっています。
下部温泉駅は特急は止まるけど、気がつけば無人駅だし、ねぇ。
下部温泉。
この橋を渡って正面右側が、信玄の隠し湯である、源泉館であります。
鄙びた温泉宿ってみんな好きでしょ。雰囲気良いですよ。映えるし。
どしどし行きましょう。
風呂入って、浴衣で下駄突っかけてそぞろ歩くところがここには無いんだよなぁ。
さあ、出て来ました。ここが2014年10月に行った「林道湯之奥猪之頭線」への分岐です。
あの時は左へハンドルを切りました。あの時のツーリングの思い出は今でも大事な宝物であります。
今回は右にハンドルを切りましょう。
赤い橋を渡ったら、いきなりグイグイ上り始めました。
今日は、バッテリーをケチらずにオートモードで上ります。
眼下に見える白いガードレールは、林道湯之奥猪之頭線に向かう道です。
確かに、2014年の時は分岐から次の集落まではそこまで息が上がらずに進めた記憶があります。
こっちは、ガンガン標高を稼いでますね。好むと好まざるとに関係なく・・・。
そして、ピークの展望台に到着。
アシスト全開だったので、実家を出てからここまで1時間掛かっておらず(笑)
展望台の上で、踊っているの見える?
・・・って実家に居る家人にLINEを送ったのですが、見事に無視されました。
山肌に沿って送電線が上って来ているので、後から見てもどの辺りかわかるはず。
ピークからはアシストオフにしてガンガン下りました。
大垈(おおぬた)、椿草里(つばきぞうり)、大崩(おおくずれ)の集落を経て、角打(つのうち)へ下りました。
大崩から角打への下りはこんな感じ。強い日差しがつくる影がきついので、穴ぼこを判断出来ずに、何度もガンと突っ込んでしまいました。あ〜あ。
中部横断自動車道の橋脚の下を通り抜けます。「君は太平洋を見たか、僕は日本海が見たい」というキャッチフレーズの奴ですね。身延町の界隈は無料区間ですが、実家へのアクセスはかなり便利になりました。
角打の集落は身延駅の直近です。
約束通り12時までには実家に戻りました。
この旅のお供は・・・ POWERED BY SONY DSC-RX0
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湯之奥猪之頭林道をご一緒いただいだ際、「あの道はどこへ行くのか」と見上げましたね。
同じくその際、下部温泉駅前の食堂の店頭ディスプレイを見て無性にカツ丼が食べたくなり、後日その想いを遂げに、この道を椿草里まで走りに行きました。
三石山林道の大崩から向こうも、眺望区間が長く、道が大きく巻いたりして変化に富んでいます。
私は椿草里〜大崩区間未踏ですが、何か見るものはありましたか。
4Catsさん こんにちは。
今日は随分涼しくて過ごしやすいですね。
くどいようですが、湯之奥猪之頭林道はホント良かったです。林道はもちろんですが、やっぱり3人で行ったのが良かったんだろうな。
三石山林道、あの林道は、2回行かれてたんですね。椿草里から下りたというとは塩ノ沢へでしょうけど、あの道は結構激しかったんじゃないでしょうか(笑)
椿草里から大崩の区間は、特に見所は無かったです。いや、野生の猿の大群がいましたね。一人で走るのではちょっと怖かったです。ごめんねーごめんねーって言いながら通り過ぎました。
こんにちは
難解な地名が多いですね
富士五湖や甲府あたりは
かつて良く行きましたが
今回のエリアは未知です。
走りがいありそうなエリアですね。
娘が運転免許とったので
今の小さめの車にしたのですが
「やっぱりデカイのがいい」となりまして
四駆中古を物色中です。
未知ゾーン林道にも行ってみたいです。
oryzasativaさん おはようございます。
メジャーなエリアじゃないのですが、人気が無いのでワイルドさは感じられます。
今回も、猿の大群に遭遇してビビりました。そして、義父はあのエリアはクマーはいないと言ってましたが、道の真ん中に、でかい、くろい、、山のような糞がありました。あれはクマーだと思うんですけど(笑)
アドベンチャー的に言えば、4駆で行くのが安心ですが、4駆ったってデカイのだと走るエリアは限られちゃうでしょう。サファリや砂漠を行くんじゃ無ければ、あれはファッション・・・(+_+) \ バキッ!
林道ならジムニーが良いですね。私のおすすめだったら軽トラ一択でしょう。荷物運べるし、4駆だし、どこでもズンズン入れますよ(笑)
こんにちは。
遅まきながら2件の自電車走行記を楽しく読ませていただきました。
こういった走り方というか車種の選択肢もありでしょうね。加齢とともに走る場所が限られちゃうのってつまらないですしね。ランドナーでポタだけって私的には寂しいのです(苦笑)。
下部温泉はずいぶん前に浸かりに行きましたがその時でも寂れた雰囲気が良い印象でしたが、今もその時と変わらぬ雰囲気ですね。無人駅になっていたのは知りませんでした。列車で訪れる人は減る一方なんでしょうね。
ぶとぼそさん こんばんは。
自電車の使い方についてご理解いただき有難うございます。
こういった使い方、例えばちょっと冒険的要素がある場合には使えるかなと。今回のコース自体をランドナーで走る事ができない訳ではありませんが、行くとなればそれなりの下準備だったりが必要と私は思ってますが、自電車であれば、思い立ったらちょっと試しに行ってみようという事ができるんじゃないかと思います。年々腰が重くなってきてますしね。でも逃げる時に担ぎができないので、その辺りの嗅覚は必要です(笑)
下部温泉、なかなか雰囲気は良いのですが、「もう一つ何か」が欲しいんですよね〜。温泉街の入り口に砂金掘りのアトラクションができたようですが閑古鳥です。おしい!
そして惜しいのは無人駅なんです。特急は止まるのですが、切符を駅で買えないというのは寂しいです。なんとか盛り上げたいんですけど。