春の岬めぐり

青春時代というか特に北海道のユースに泊まった時にやたら歌った「岬めぐり」。
作詞家は、日本各地の岬を巡ったイメージを元に作ったと話していたそうだが、本当のところは三浦半島なんだそうだ。・・・しらんけど。
きゃべつ畑の向こうに海が見える高台で、休憩した際にその事実を聞いた際には、え〜、それってマジ?! とつい口から出てしまいました。何故なら私の「岬めぐり」のイメージと言えば四国は高知の足摺岬の歌だったから。大学3年の春、四国合宿に向けて高知の中村から足摺岬に向けて一人で走っている時に、あぁ「岬めぐり」って、足摺岬の歌だったんだなぁと強く思ったのであります。潮風に吹かれて上ったり下ったり、夜行明けの身に海岸線の太陽はちょっときつかったけど、とにかく先っちょの岬を目指さなきゃ。とめどもなく広い空、そして左手には青い海。悲しみを深く胸に沈めるにはこれぐらいのスケール感が必要だよなやっぱりと思ってました。悲しい思い出って意外と浮力があるから、沈めても沈めても浮き上がって来る訳で、ある程度時間をかけた上でやっと沈んでくれるんだろうから、やっぱりこれぐらいの所を旅した上で改めて街に帰ろってなるんじゃないかと思うのです。
それが、三浦半島だったとしたら、確かに今回も海岸線をバスは走っていたけれど、渋滞は置いといて、時間的にすぐにグルリと一回りしちゃうんじゃ無いだろうか。そんな短い時間だけで、くだける波の激しさで愛したかった相手を忘れる事ができるのか・・・。そして、この旅を終えて街に帰ろとわざわざ言うほど三浦は都心から離れていないでしょ。なーんて一人熱く訴えていたら、同行したメンバーから、「それはきっと宇都宮の人だったんだよ」って言われて、あぁ、確かに宇都宮だったら三浦半島まで来るのはちょっとわざわざ感があるよな・・・と妙に腑に落ちて納得したのでありました。

3月4日に、mcpの3月度ランで、三浦半島の南側をグルリと走りました。
先導は六浦っ子さんであります。さすが地元民だけあって、三浦半島の良いところ、海、空、畑、を満遍なく満喫することができました。特に広い畑の向こうに海が見えるというのが三浦の萌え萌えなところで、そんなポイントを繋ぐコースが絶妙で素晴らしかったです。当日は河津桜祭りが開かれていて、桜の名所である小松が池公園では沢山の人出があってゴールの三浦海岸駅にたどり着くのに多少苦労はしたものの、以前の賑わいが戻ってきた様子を見てちょっと安堵もしました。

帰りは三浦海岸駅から輪行の人になりましたが、土曜日の夕方に都内を抜ける苦労を久しぶり味わいました。いや〜大変だ! でもよく考えると東京以北のイベントに参加される六浦っ子さんはこれを毎回味わってんだなぁと・・・、本当お疲れ様ですね。ターミナルでの乗り換えには難渋しましたが、そして乗り継いだ電車は比較的空いていてとても快適でした。
そういえば、横浜で京急からJRに乗り換えたんですが、湘南新宿ラインの行き先は、宇都宮でした。
(2023年3月4日 走行)

今回走ったコースはこんな感じです。三浦海岸駅がスタート/ゴールです。
スタートが海岸線となっているのは、計測を開始するのを忘れていたから(笑)

コースをちょっと動かして見ましょうか。 → Goto Relive

はるばる京急に乗ってやってきたけど、よく考えたら去年の12月にも久里浜まで来たんだよな。

京急の立ち食いそばは美味いので朝飯抜いて楽しみにやって来たのに、三浦海岸駅には駅そば無し(泣)

なんだよ腹減ったな〜って、改札口を出たらもう既にメンバーが集まって来てました。

ほら、海に出たよ。
昔はここの海岸通りを車で走ったなぁ・・・と遠い目をする。

剣崎灯台に続く道がとてもナイス。

木漏れ日の下、おじさんの後ろ姿もなんとなく絵になりますな。

いつものおじさん達もご機嫌だね!

剱崎にある剱埼灯台。
久しぶりに見るUW旗は「ご安航を祈る」であります。

なだらかな道が続く・・・ように見えて、実際に走ると結構ゼーハーします(笑)

まわる・まわる・風車。

こちらは、道がぐるぐる。

三浦半島の印象って言ったらやっぱりこれかな。

城ケ島が見えてきたよ。

大橋を渡って城ケ島に向かうと

ん? オリンピック・・・にしては数が多いか。

これは、海上のいけす? なんだこりゃ。

島に上陸しました。

土産物屋の通りを抜けて行きましょう。

さあ、ここでお弁当を広げましょう。

今回の集合写真。総勢13名のパーティーです。

岬めぐりの自転車ははしる〜。

三崎港のあたりをちょろっと流して

再び畑の真ん中を抜けるのです。
これは、今回のプランナー、六浦っ子さんであります。しぶいパラボ号に乗ってます。

のんびり走るのは気持ちいいよね。

これが、岬めぐりのバスか!

覆いかぶさる木の下をぬけて進むと

そこは、クルーザーがスタンバイする別世界。

別世界から脱出するには押して行かないとならぬ。

やっとシャバに戻ったよということでトイレ休憩。

その後は、住宅街を抜ける道を走ってるはずだったのに、だんだん傾斜がきつくなって、結局一山超えることに(笑)

河津桜の名所、小松が池公園で最後の休憩。

しかし、河津桜もメジャーになって、本来の花見の季節より前倒しで楽しめるようになっちゃったね。

花見客をすり抜けてゴールの三浦海岸液に到着。

この旅のお供は・・・ POWERED BY FUJI X-10

春の岬めぐり” に対して4件のコメントがあります。

  1. 六浦っ子 より:

    当日は遠くからお越しいただきまして、ありがとうございました。レポート読んでると、お楽しみいただけたようで、何よりであります。あたし的には慣れっことなっている三浦でありますが、目新しく感じる方もたくさんおられたようですね。ちょろっとマニアックなコースが含まれていた点はご勘弁ください。帰りは結局輪行しましたが、30分でひょひょいのひょい!土曜日午後の都心越えのストレスは、おかげさまでなかったですね。今週末は堂平山!片道3時間弱の輪行が控えております。どこでもドアが欲しい今日この頃です。

    1. taboom より:

      六浦っ子さん こんばんは。

      ・・・やっぱ遠いわ(笑)
      でも、遠くだから見たこともない絶景だったり、色や風、匂いだったりを感じる事ができたりするんじゃないかと思うのです。
      どうもそちら方面に行くとトゥーリング魂を揺すられる感じがしますね(笑)
      じゃ、次は気持ちを切り替えて堂平山にいきましょ〜。楽しみにしています。

  2. 奥田茂雄 より:

    三浦市をほぼ一周する楽しいサイクリングでしたね。太陽と海と畑と坂(笑)を堪能致しました。
    個人的には三崎の漁港や街並みの様子、海沿いの農村の佇まいが印象に残りました。いずれピンポイントにのんびり巡ってみたいと思います。

    1. taboom より:

      奥田茂雄さん こんばんは。

      お疲れ様でした。一人で走るのとはペースも視点も違うけど、一人じゃないから新しい発見もあったりするんじゃないかと思うのです。
      私の今回の発見(?)は宇都宮でしたけど(笑)
      確かに三崎の小さな路地とかをもうちょっと舐めるように巡りたいという気持ちもあるし、だだっ広いキャベツ畑でボヤンとする時間もいいかなと思います。いずれにしろ、また再訪したいエリアです。

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