狭山湖エリア徘徊

ここんとこ700Cのパスハンターの可能性について考えてました。
今までは山に行くとか悪路を走るのは昔からの習慣で650Bという刷り込みというか思い込みがあったからか、その様式の自転車を使うことが多かったのですが、別に650Bじゃなくても良いんじゃ無いかと思うようになったのです。700Cであっても太めのタイヤが選べるようになった事と、そもそも悪路なんて言っても、今更志津林道みたいなホンモノの悪路に行く訳じゃなし、比較的締まったダート程度を走るならそもそも問題にならないだろうということです。それよりも、650Bよりちょっと大きめのホイールで距離を稼ぎたい、何だか最近は一緒に走っていて置いてかれる感じ・・・今に始まった事じゃないか・・・。でもちょっとは違うんじゃないかという一縷の望みもあってであります。

フレームは、かなり以前に手に入れたナショナル自転車のラスコルサスポルティーフ、700Cだから後期のものでしょう。タイヤは、TBCWでトモジー師のお下がりを譲ってもらったGRAVELKING SK。評判は聞いてたけど高級タイヤを自前で揃える事はできなかった(泣)・・・ので、お下がりとは言え試すことができてウレピーです。フロントは3枚、PCD110だからアウターとミドルのセットに加えてスーパーインナーの24丁が控えています。これさえあれば、リアのローとで逆ザヤのレシオになって激坂でも・・・まあでかい事を言うのはやめときましょう(笑)

正月の初日の出ランの時に見た西武園の観覧車が本格的に解体され始めたと聞いて、一応自分の目でも途中経過を見ておこうと久しぶりに狭山湖エリアに足を踏み入れました。以前は機会があるとあの辺りをグネグネと巡っていたのですが、ここんとこは初日の出に訪ねる位でずいぶんご無沙汰であります。しかもその上、アプローチに楽して多摩湖CRを使う事が多かったので、初心に帰って所沢の松ヶ丘から入るコースとしました。そうなると辿る道は自ずと決まり、ドレミの丘やら荒幡富士を経由して狭山湖堤防へと続くわけで、その後はなんとなく行先を決めながら進んだら、結局はいつものゴールデンコースを辿る事になりました。まっ、いいか。

700Cのパスハンターは、ギアレシオの甲斐もあってあのようなフィールドであれば快適に使えそうだという事を確認できました。
この自転車はWレバーを使っていません。正しくはフロントはWレバーの片割れを使っていますが、リアはレボシフトを使っています。Wレバーを使ってる時は、比較的変速はしません。ハンドルから手を離すのが面倒なんだと思います。多少の負荷だったり軽さだったりは許容範囲と足でガンバちゃってカバーしていたのですが、その少しづつのストレスが歳をとるにつれて行程の後半のダメージになっていくんじゃね?って思ったから、少なくともリアは手を離さずとも微調整出来るようにとチャレンジしてみました。実際に走ってみると効果はあって、ガチャガチャと頻繁に切り替える事で、ストレスは減少したんじゃねと思います。RDのテンションプーリー側に社外品を入れてる関係で、ポジションによってはチェンの周りがスッキリしませんでしたが、その辺りをもっと「ちゃんと」すれば憂いは無くなるでしょ。今年はこの自転車の登場は多くなるかも(笑)
(2023年1月13日 走行)

走ったコースはこんな感じ

松ヶ丘から鳩峯八幡神社までが最初のアップ。
平地は良いけど、ちょっとの上りエリアに入ったならセンターギヤ(36T)が便利。

鳩峯公園の中の山道を抜けてくるとダートが待ってます。
これぐらいのダートなら、タイヤは全く心配無いですね。

ドレミの丘までもちょっとした坂がキツいです。
しかしスーパーインナーを使えばラクショ〜よ。

やあ、今年もよろしく! 荒幡富士はいつも通りの佇まい。

登頂してみると、本物の富士山は見えないし、一番注目していた観覧車は木に隠れて見えない!という始末。

観覧車から取り外されたゴンドラはきっとここに一時保管されてんだろうと思ってやって来たけど、ここにはありませんでした。う〜ん読み違えか。

写真にはわずかに解体中の観覧車が写っているけど、解体されたスポークに相当する部分が見るからにダレンダレンで、もうお仕舞いなんだなと何だかハラオチしました。

CRに合流せずに坂を下って、北側の中氷川神社までやって来ました。
大宮の一の宮氷川神社と、奥多摩の奥氷川神社の中間にあるから中氷川神社だそうです。

中氷川神社の裏山に上って住宅街を抜けてくると、こんな所に出るけど、誰もわかんねーだろな(笑)

そして、こんな道を楚々と走って

いつもの、富士山ビューの東屋に到着です。ここでも富士山見えないね。

狭山湖外周道路の林道を走って途中で芸術高校の方に抜けると、いきなり空が広がる場所があります。この場所は日当たりが良くて好き!

ここを通ったのは、狭山湖の主のところに詣でるため。
ノーアポでお参りしたからか、御神体は出現せず。そっとお供物だけ置いて退散しました。

そして今年2度目の比良の丘。テーブルを一人で独占できましたが、特に何する訳じゃないので手持ち無沙汰となり、早々に次に進みました。

しかし、このテーブルから上を見上げると気持ちがいいのよ。

林道をゴトゴト走って、六道山公園にやってきました。

ここに来れば、やっぱ登るでしょ。でもここでも富士山は見えず(泣)

登った証拠。上から下の自転車を見たの図。
もう1台と人のセットは林道をブイブイ言わせて走っていたマウンテンバイカー。迫力が違うね〜。

じゃ、こっちも下るよ〜。これぐらいのダートは走っていて気持ちが良い。

唯一歩行だけが許されている縄竹林道は、なぜか立ち入り禁止になってました。

狭山湖の北側は、狭山湖外周道路と地図に乗っているけど、六道山公園からの南部分は、名前は無いのかな。というか、こちらは東京都の敷地だから途中にトイレやらこのようなデッキやらで充実しております。

外周道路(仮称)を出て、かたくりの湯(今はやってない?)を右手に見て、いつものトンネルを通過する羽目に。

しかし、この赤堀トンネル上の桜を今年こそちゃんと見たい。

この旅荘赤坂の看板横に上がってくる道が、またやらしい程の斜度がある訳で、これもスーパーインナーを試すためにあるようなものであります。もちろんちゃんとクリアできました。ちなみにこの看板の裏側にも富士塚があって、その富士塚のさらに向こうの斜面を下ると、先ほど抜けて来たトンネルの先にある幻の5番目のトンネルの脇に出ます。

その後はCRを走って、多摩湖の美しい取水塔のところまでやって来ました。
隣のベンチには、自転車に乗った4人のお嬢さんが写真など撮っています。自転車といってもロードバイクなんて種類の自転車ではなく、普通の量販店で売っているようなちょっとおしゃれな日常自転車であります。その心意気や良し。私がここで写真撮ったあとに同じ場所にその愛車を置いて写真など撮っておられる。惜しむらくは自転車の向き。

それはB面だからA面にした方が映えるよ! 

・・・って、喉まで出かかったけど、我慢しました(笑)

その後は、多摩湖CRを走ってキクヤに行ったらもう暖簾は下がってませんでした。
おおっ!そう言えばカンタローさんに教わったお店があるじゃんと東村山駅の方に移動したら、14時ギリだったのにこちらはセーフ。

肉汁うどん(天ぷらつき)を美味しくいただきました。

美味しいつながりで、志村けんも愛した(と言われている)東村山の団子屋に寄ってお土産を買いました。

1本あたり150円で、手持ちのお金が1000円だったから、6本下さいとお願いして待つ事十数分。
前に来てたお客さん、お祖父さんとお孫さんのコンビでしょうか、この孫はすげー食べるから何処かに連れて行くにしても大変だよへへへって、おかみさんに話しているのを聞いてたから、受け取っていた5本を意外と少ないなと感じました。そしたらおかみさんも同じように思ったらしく、奥で団子を捏ねてる若おかみに対して、食べる食べるっていう割には買って行ったのはたった5本だよ(笑)って。
気持ちはわかるけど、そんな話は俺が帰ってからにしてくれよ〜。

でも、冷めても美味しい団子でした。

この旅のお供は・・・RICOH GXR with GR LENS f=18.3mm 1:2.5

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狭山湖エリア徘徊” に対して6件のコメントがあります。

  1. 甲斐田 より:

    今回も十分行った気分になりました。ありがとうございます。
    私も一時期、高校の時買ったブリジストンのユーラシア(富士山山頂まで行った)を学生時代はランドナーとして乗っていましたが、九州に帰ってからは泥除けを外したりタイヤを細いのに替えましたが、ほとんど出番がなく車庫の片隅で埃まみれ、錆びだらけで放置していました。放置していたら家族から乗らないのなら捨てれ!と言われましたが、このユーラシアはSEMASが来るまでは北海道に行ったり、それこそ毎週週末新宿発23:55の夜行列車に乗って信州の峠に行ったという思いである、自転車なので捨てれ!と言われた時は相当悩みましたが、今後乗ることもないだろうと思い最後に写真を撮って粗大ごみに出しました。一時期会社の同僚からスポルティフを安く買いましたが、ほとんど乗ることなく、今唯一乗っているミニベロを買うときにBD-1と共に下取りに出しました。ご存じのようにSEMASは2年位前に知り合いの人に譲ったので、現在はミニベロだけです。ミニベロも最近はほとんど乗ることもなく、コンビニに行くときに乗るくらいです。先日、所用で片道10数KM走りましたが帰って来たら足ががくがくになりました。今後ツーリングに出ることはないと思いますが、体力だけは温存できるように頑張りたいです。今後も楽しいブログを観させてください。

    1. taboom より:

      のり999さん おはようございます。

      この週末は久しぶりに雨模様でちょっと気持ちはブルーですが、寒いので気持ち以上にブルブルしてます(笑)

      昔の自転車の扱いは難しいところだと思います。懐かしいけれど邪魔というのは確かに言えます。本人ならともかく家族など自分以外にしてみれば、邪魔な事この上無いでしょう。だからと言って捨てちゃうのはちょっと・・・・ねぇ。そんな人のための受け口になれたらと思ってガレージをやってます。私んとこを介して世の中に還流できれば良いですね。そのためには年代の間口を広げる必要があると思うので色々と考えてはいるもののなかなか広がりませんね。間口を広げて集まってくるのはベテランばっか(笑) それも私個人的には楽しいから良いんですけどね。

      >今後ツーリング・・・
      そもそもツーリングって何でしょう。人それぞれの定義があるのでしょうけど、まだ諦める年じゃ無いのでは。
      別にツーリングに出かけるのが正とは思いませんが、当時とは違った形でもスケールダウンしたとしても私としてはツーリングは続けて行きたいです。
      今月最初の新年会に集まった、NCCの仲間の顔を見たら、さらにそう思った次第です(笑)

  2. ぶとぼそ より:

    こんばんは。
    身体の大きな人には700Cパスハンターもアリでしょうね。
    700Cなら今後もタイヤで悩むようなことはなさそうですし。

    時代には逆行していますが、フロントトリプルは使いやすいのです。
    なんだか最近のトレンドはフロントシングルのようですが、それは見た目にもメカ的にも面白みに欠けると思っているのです。

    1. taboom より:

      ぶとぼそさん こんばんは。

      700Cのタイヤですが、供給という点と選択肢は当面安心できそうです。
      太いタイヤは沢山あるんですけど、28〜 32位で良さそうなのが案外少ないのがちょっと残念ですけど(笑)
      フロントシングルは流行ってますね。チェーンラインの関係でガチャつかないところは精神的に安心ですが、「面白みに欠ける」というのは確かにそう!  あとは特別感かな。4WDに乗っていた時もフルタイムではなくてパートタイムの4WDに乗ってました。いざとなったら秘密兵器として出せるよという心の拠り所がなんというか楽しかったですね。どう考えたってフルタイムの方が安心安全ですけど(笑) 

  3. oryzasativa より:

    こんばんは

    太いタイヤ(サイドがしなやかなやつ)の快適性は
    スピード、乗り心地を兼ね備えて 
    なかなかなモノと聞きますのでチャレンジしたいものです。

    今後 全世界的潮流になるのでしょうか

    1. taboom より:

      oryzasativaさん おはようございます。

      今朝は晴れてるけど寒いですね〜。
      もともと太いタイヤは好きですが、世の中にそれが蔓延するとなると今度は逆張りしたくなる天邪鬼です(笑)

      このグラベルキングは、あの程度の道だったら特段気にせずに走ることができるタイヤだとはわかりました。
      でも乗り心地がどうとかそんな感覚的なことは私にはわかりません(笑)
      新しい潮流を生まないと業界は廃れてしまうので、全体的に押すんでしょうね。
      この前、パーツ合同展示会に行った時も割とそんな流れでした・・・ような気がします。

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