2つの玉川上水

玉川上水を開削した玉川兄弟の像であります。
Wikiによると開削には想定外の困難があったようですが、結局は1年ほどで完成したとありました。この大工事が1年で出来ちゃたの?という疑問がありますが、その玉川上水から分水した我が野火止用水はわずか40日で完成とありますのでそんなもんなのかもしれません。預かった自転車のレストアを何ヶ月もかかってやるという私の仕事がバレたら大変だ・・・(+_+)\バキッ!
ところで、○○兄弟と言ったらあなたは誰が思い浮かびますか?
私だったらぴんから兄弟かな(笑)

さて、表題の2つの玉川上水ですが、玉川上水とは別の玉川上水があると認識したのは、去年の10月に走った時の事でした。
別の玉川上水と書いてるけど、別の場所にある訳ではなく、玉川兄弟が開削した玉川上水が、今となっては上流部と下流分が途切れていて、別々に水が流れているという事です。もうちょっと詳しい事は「玉川上水と雨のステイション」をご覧ください。

4月のmcpのランのプランナーとなった私は、ふだん散輪している辺りの玉川上水って多摩川から来た水じゃないよという事をメンバーに知らしめておきたいという衝動にかられて玉川上水を遡るというプランを立てました。その際、玉川上水本流の小金井公園辺りで集合してスタートするというプランが一般的ではあるんでしょうけど、そこはプランナーの特権、自分がアクセスしやすい野火止用水からスタートというコースプランを立てました(笑) 野火止用水から玉川上水へそしてホンモノの玉川上水を遡って羽村の取水場所まで。季節柄桜を愛でながら行けば充分楽しめるでしょうというものであります。桜は3月末の荒天が影響して例年よりちょっと押し気味だった関係で、まだ全開じゃない場所も散見されましたが、良い塩梅にまばらに咲いていたのでまあまあだったんじゃないかと思います。
このコースの原案を探してみたら、2012年の春に走った「野火止用水のルーツを探る」でした。12年前はどうだったかと一通り読み返してみると、しばらく放っておいた自転車活動を再開した頃でいろいろと手探りでやっていたようです。干支も一周した事だし、初心にかえって自転車を楽しもうと思ったのであります。
(2024年4月7日 走行)

走ったコースはこんな感じ。

いつもながら、参加者はバラバラな格好で、そしてバラバラな自転車。

小平監視所の所で新しく湧き出した(?)玉川上水を見るの図。

玉川上水と残堀川の交差してる現場です。

サイフォン方式で交差してます。

拝島駅のちょっと先で玉川上水と八高線との交差部分です。
橋桁の下を通る事が出来るのですが、電車が通る時はかなりの迫力です(笑)

うわっ、通り抜けるのがちょっと早すぎた!

通り抜けたら、みずくらいど公園に入ります。
「水喰らい土」と言う事で、当初開削した玉川上水がこの地で、地面に飲み込まれちゃったようです。おそるべし関東ローム層! ん、ちょっと待てよ、関東ローム層はそこら中一帯だし、地層がというより地形というか経路なんでしょうか。う〜ん大変だ。

そして、羽村といえば田村酒造。
せっかく前通ったから寄って行きましょう。

黒塀と白壁、そして桜。
酒蔵を見ると、なんだか広島を思い出しますね〜。

羽村の堰にやってきました。
例年はここで桜祭りをやってるようですが、今年は500m上流側で開催ですと。だからこの辺りは比較的ゆっくりできます。

高知のM氏はおニューのTOEI号で参加されました。
ここに立てかけておけば、記念写真を撮る人の写真にはもれなく記録されますね。

堰の部分から、多摩川は、ダンダンダンと下がっています。
田村酒造の辺りだと、玉川上水は多摩川に比べてかなり高い所を流れていて、この高低差があるのにどうやって取水できる??? と心配になってくるほどです。が、取水する堰では自然と多摩川の水が流れ込んでました。ここは絶妙な位置だったんですね。

堰の上に咲く桜。この桜の下から玉川上水は始まっています。

小作の取水堰までやってきました。
どうもこの取水堰から山口貯水池(狭山湖)へ水を送ってるようです。
だとすると、縄竹林道の導水管はこれだったか!

そして、小作の堰を超えた向こう岸を羽村の堰の方面に戻ると、何故かこんな野趣あふれる道を進まざるを得ない事になります(笑)

ルート作成時に参考にしたグーグルマップ上では、大多摩観光グランドから羽村郷土博物館までの道は実線になってるので当然通れると思うじゃ無いですか。・・・が、ストリートビューには出てきませんね。ゴルフ場の横を走ってる時点で、メンバーからこの先には道なかったんじゃないっけとか言われてたんですけど、大丈夫ですよたぶん行けますよって言ってたんですけどね〜(笑)

そして再び、玉川上水まで戻って来ました。
mcpの例会はここでおしまい。現地解散とさせていただきました。
多摩川を下って帰る人、また別の道を戻る人、いろいろありますが、私はといえば、プランナーの責をここで投げ出して、羽村駅に向かう事にしました。

羽村駅前で、自転車畳んで反省会をする必要があったからです〜(笑)

集合前に・・・

定例ランの集合場所は、西武多摩湖線の八坂駅の近くのコンビニとしました。
そこまでまっすぐ行くのも何なので、ちょっと回り道をしました。

東村山市と所沢市のキワにある、淵の森に立ち寄りました。

淵の森を巻くように柳瀬川が流れてます。これだけ見ると、柳瀬川って思えないでしょ。
裸火は禁止されてるようですが、ちょっとコーヒー淹れるくらいは平気でしょ。でも、季節によって川は臭うかも(笑)

そのまま柳瀬川を遡って「光あまねしの碑」がある所まで来ました。
詩人の草野信平さんが、転居したこの辺りが気に入って、木柱に「光あまねし」と書いたそうです。が、墨が薄くなったので地域の人々の手によって石碑を建立されたそうです。

写真には撮ってないんですが・・・
この石碑、普通に読むと、「あま光ねし」なんです。
「あまねし」の真ん中に「光」を持って来たんでしょうけど、見るたびに不思議な気がします(笑)

 この旅のお供は・・・ POWERED BY SONY DSC-RX0

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2つの玉川上水” に対して6件のコメントがあります。

  1. 奥田茂雄 より:

    ミニ山岳サイクリングはシビレましたねえ。モンベルの普通の靴だったので助かりましたが、苦手の丸木橋みたいなのが出て来た時は覚悟を決めましたです(笑)。

    淵の森は東村山なんですね。清瀬だとばっかり思ってました。

    1. taboom より:

      奥田茂雄さん こんにちは。

      大変失礼しました〜(笑)肝試しみたいになっちゃいましたね。
      丸太橋は学生時代に、冬の軽井沢で渡った事がありますが、私はへっちゃらだったんですけど、
      後輩がビビって四つん這いだったので代わりに自転車担いで渡った事を思い出しました。
      ルート選定もちゃんとしなきゃですね。今更ながらですが(笑)
      淵の森は所沢寄りの東村山です。あそこは何気に好きで機会があると寄ってしまいます。何もないですけどね。

  2. すず より:

    あの右岸の担ぎルートに行かれましたか。私も4年位前に逆コースで堪能しました(笑)

    拝島からみずくらいど公園に抜ける道は今度ぜひ通ってみたいと思います。玉川上水はちょこちょこと訪れていますが、まだまだ知らないところが沢山です。

    1. taboom より:

      すずさん こんにちは。

      あの右岸をご存知とは流石です! 私は知りませんでした。
      アプローチに入った途端、知ってる人間から、大丈夫?大丈夫?大丈夫?って確認されました。
      へいっきっしょ!って軽くいなしてましたが、突き当たりにぶつかった時に青くなりました(笑)

      拝島駅からみずくらいど公園の道はおすすめです。いわゆる遊歩道なので、押して行くのが良いようです。
      ぜひ、電車が通るまで待って欲しいですね(笑)

  3. oryzasativa より:

    ナイス 山サイコースですね。

    近場なので
    休みの日に 朝飯食べながら
    思い立ったら行けそうです。

    1. taboom より:

      oryzasativaさん こんにちは。

      しばらく放心状態だったので遅くなりました。

      まさか、あそこがあのようになってるとは思いませんでした。
      いつ何時でも、対応できるように天は試練を与えたんですね。
      私はいつも通りで大丈夫でしたけど、一緒に行った人は災難でした(笑)

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