夏の旅2023

今年の夏の旅は、飯田線の界隈を経て、南信から遠州へと辿ることにしました。


ベースプランはshiokameさん企画のもの。その概要は、飯田線の平岡駅に宿泊所があるからそこに泊まって、翌日は兵超峠を超えて遠州に、そして天竜川沿いに天竜二俣まで下るという壮大なプランであります。この辺りは、35年くらい前にクラブの後輩と2人で青崩峠を担いで越えて水窪まで行った事があります。今回の計画でも青崩峠の状態がよければチャレンジしようかという話も当初ありましたが、結局は兵越峠を超える事になりました。まあ、今更自転車担ぐのもなんだよなぁ・・・という気持ちも多少あったので、結果的にそれで良し(笑)しかも兵超峠では、南信と遠州で国取りの綱引きが行われると聞いてたのでその現場も見たかったですしね、

飯田線の平岡駅に土曜日の昼頃集合という事で、新幹線や特急を利用できない身分の私としては、遠距離の移動は自ずと青春18切符を利用する事になります。だとすると、当日の移動はあからさまに無理で、どうせなら前日に近くまで行ってしまえという作戦を立てました。飯田線を使って平岡駅へアプローチするのであれば、伊那の辺りに前泊すれば、翌日の始発で昼前に着く事ができます。じゃあ伊那に泊まるとするか・・・ん、だとしたら、伊那まで18切符でだらだらと移動するのもバカらしいので、中央線の茅野駅で降りて、杖突峠を越えて高遠、そして伊那へと走ればちょうどいいじゃん!と閃いたのであります。我ながらなかなか良い思いつきじゃ(笑) このコースも学生時代に走ったコース。昔を思い出すのもいいじゃない。

実際は伊那北駅前のビジネスホテルを予約しました。ところで伊那といえば、サラリーマン時代の先輩が駒ヶ根におられる事に気がついたのです。いつかは魔窟と呼ばれる工房を拝見したいと思っていたので、折角近くまで行くのでこれはチャンスと連絡を取ったのであります。結果的に先輩は歓迎してくれて以下の2つをご提案いただきました。
 1 21日の夜に、自転車を題材とした浪曲師のライブがあるので参加しないか?
 2 それだったら、時間を有効に使う為に茅野まで車で迎えに行くよ。
私は、この有難いご提案に一も二もなく乗りました(笑)

伊那の夜を楽しんだ翌日、伊那北駅から飯田線の旅は始まりましたが、ちょろっとアップする為に走っておくかって途中下車して走り出したけど、実際に走ってみたら全然ちょろっとって感じでは無く、それなりに汗かいてクラクラきました(笑) 昼過ぎに東京からやってきたメンバーを平岡駅で迎えた後、近隣の秘境駅を自転車で巡って、あまりの暑さにほどほどにしとこうという事で4時前に宿屋にチェックイン。温泉入って酒飲んで夜中にバタンQ。翌日は、早起きして涼しいうちに走り出し、予定通り兵超峠を越えました。1000mを越えた辺りは涼しくて爽やか、ずっとそこに居たかったけど、これからの距離を考えたら、さっさと進んどこと下りに身を任せたのであります。

天竜川沿いの左岸に右岸と、下り基調の道を自動車を避けながら川下りをして、夕方の4時前に天竜二俣駅に到着しました。ここで東京に戻る2人とお別れであります。shiokameさんは、遠鉄の西鹿島駅に向かうのでちょっと手前でお別れしています。あ〜、楽しかった。私はといえば、天竜二俣で袋井の後輩と待ち合わせをしております。待ち合わせというより、迎えに来てもらうという方が正しいか(笑) 事前に、遠州に下りてくるので、夜に飯でも食べようよと連絡をしていたら、どうせなら浜名湖の温泉に泊まってゆっくりしませんかというお誘いを。これまた2つ返事で乗りました。そして、天竜二股駅に現れたのは高級外車。傷付けないように自転車バラしてそっと積んで、信じられないくらいの涼しくて快適な車中の人となったのであります。

高級外車が滑り込んだ先は、通りから玄関までのアプローチがやたらと長いリゾートホテルでありました。「THE 場違い」を絵に描いた格好の私でありましたが、まいっか、開き直ってリゾートライフを楽しんじゃえ! 鄙びた温泉宿、駅前旅館、民宿、ユースホステル、ビジネスホテル、カプセルホテル、そしてステーションホテル(野宿)。いろんな宿に泊まってきたし、それぞれ思い出もあって好きですが、リゾートホテルの雰囲気も好きなのです。あの非日常感、ホント久々だったけど良かったな〜。

翌朝、袋井駅まで送ってもらって、そこから青春18切符の旅の再開であります。朝方の人身事故の影響で列車は遅れ、昼日中なのに、車両の中は結構混んでいました。袋井→興津→熱海→茅ヶ崎と東海道線、そして茅ヶ崎から相模線をへて、橋本→八王子を経て新秋津でゴール。熱海まで戻ってくるとそこには東京とか新宿とかへのライナー15両が待ってるので一安心。しかし、輪行袋を持っての青春18切符旅は結構辛い。乗り換えにトイレダッシュなど輪行袋は無用の長物というかそのままハンデとなります。生き馬の目を抜く18切符旅は、今後は自転車無しで考えよ(笑)

いずれにしろ、今年の夏旅も無事終わりました。
お世話になった皆さん有難うございました。

■駒ヶ根ステージ kijirushi先輩
■兵越峠ステージ shiokameさん、T部さん、高知のMさん
■浜名湖ステージ 柴田社長

2023年7月21日〜24日 決行

1日目 駒ヶ根の夏

伊那に「サイクルショップまるみや」というお店があったそうな。昔のニューサイで良く見聞きした伊那サイクリングクラブの母体だそうだ。当時のことは知らないので、はっきりした事は描けないけど、そうだったらしい。そこが今となってはSimplex(サンプレ)というコミュニティーサロンになっていて、そこで浪曲のライブがあると言う。浪曲なんて聞いたことないけど、自転車に関わる内容と聞いて、とても面白そうじゃん!

始まりは、いつもの新秋津駅。輪行の所作は美しく無いけどコンパクトに収めたのだ!

還暦すぎても、いまだに青春。それでもいいじゃん、文句あっか?

いきなり杖突峠。いや〜久しぶりだな〜。3回目?

あそこの真ん中の道を、蓼科に向けてサイドバッグつけて上って行ったこともあったっけ。

下諏訪の駅に泊まった時は、寝る前に飲んだ酒のおかげで一晩中蚊の襲来を受けて泣けた。
そんなのも今となっては美しい思い出。

今回は、こちらのスーパーカーで頂上まで運んでいただきました。

飯田線の駅前の食堂で、昼飯を食べよう。

地元の名物、チャーローメン。美味しいよ!

じゃ、始めましょうか・・・
小部屋に保管されていた自転車をガレージに並べ始めますよ。

それぞれの自転車は、もちろん凄いモノだけど、これだけが一部屋に納まって居たことの方が驚きか(笑)

人に歴史あり・・・だなぁ。

kijirushi先輩が、川口の工房にオーダーした自転車の引き取りに行かれた時に、一緒に付いて行った事があります。
その時の顛末は、昔のブログに書きました。

1 こんなTOEI見ちゃったよ

2 こんなもんまで見ちゃったよ

危ない自転車沼の深淵に身を晒した後は、一つ浪曲を聞いて気を取り直しましょう。

修行時代に使っていた移動手段としての自転車、純粋に手段としていただけあって、散々酷使されたんでしょう。少しづつ壊れていって・・・
その、だんだん壊れていく様子は、自転車修理屋として身につまされる想いで(笑)

飲み物とおしゃれなお菓子がセットについてます。

地元の人々が集まって盛況であります。

しかし、プロの浪曲師の声量っていったら凄いもんだよ。

2日目 天竜峡から平岡へ

伊那北駅前のホテルをチェックアウトして、集合場所の平岡駅を目指すが、昼までに集合するには、通しで1本しか列車が無い。しかもそれは始発で、それに乗ると昼どころか10時前には現着してしまう。それだったら昨日走って居ないので、ちょっと手前から走ろうかと言うことで飯田線の天竜峡駅から走り出した。天竜川沿いに国道だから、まあゆったりと行けるでしょなんて考えていたら、とんだ大間違い。上ったり上ったりそしてちょっと下ったりの繰り返し、しかも激がつくほどの炎天下、足はフラフラ、頭はクラクラ、それでも何とか平岡までたどり着いた。だいたいの事は大抵なんとかなるものである。

朝の伊那北駅。右後ろは昨晩泊まったビジネスホテルであります。
駅舎はちゃんとしているけど無人駅。向かって右側は待合室になっていて、ステーションホテルとして使えるね。先客は2人。本格アウトドア暮らしの人々。思った通り、待合室は臭かった。

さあ、これが飯田線。路線図が蛇行するくらい駅が多い(笑)
今回の旅で関係する駅をマーキングしておいた。(秘境駅のぞく)

しかし、予想に反して車両の中はこんな感じで結構ふつう。

天竜峡駅で降りました。

そういえば、JR東海は、飯田線に加えて、身延線も管轄だったよな。
それ考えると、けっこうババ引いて・・・(+_+) \ バキッ!

さあ、走り出しますか!

天竜峡駅前の天竜川。ここから天竜川下りができるらしい。
しかし、この天竜川は、結構水量があるな〜。ちょろちょろの富士川なんか比べもんにならないね。
まあ、源流が諏訪湖だって考えるとそれもそうか。

ふへ〜、国道を走ってヘロヘロになった。
国道外れて天竜川沿まで下ってくるとちょっと楽になります。しっかし暑いな〜。

平岡に到着したら一番最初にしたのはお昼ご飯を食べた事。
駅舎の1回に食堂があって、そこで立派なトンカツを食べました。

そして、駅舎の横には見慣れたshiokameさんの自転車が待ってました。

東京からのメンバーも特急から下りてきました。

さあ、秘境駅廻りに出かけよう!


しかし、上記の走行記録、実は途中で止まってるんだよな〜。
一緒に走ったT部さんも何かエラーで記録されてなかったそうな。フォッサマグナの影響。それとも暑さで参ったから?

平岡を出て、鶯巣駅、伊那小沢駅、中井侍駅辺りを。
小和田はちょっと無理。

平岡駅を出て、ここは旧線。

旧線を裏側から。

今回、SEMASには、グランボアの36B フォレストリエールを履いてきました。
なんだか、画像見るとトレッド面が目立つ感じがするけど、実際走ってみて乗り心地は良かったね。

浄心滝。近くに寄ってみるとマイナスイオンを受けてるような気がするから不思議(笑)

熱かったから涼しいのは助かるね。

鶯巣駅にやってきましたよ。

いや〜、これはいいねってホームで写真撮ってるけど、あんたら先程ここを涼しい特急で通り過ぎたでしょ(笑)

次にいこー!

トンネルを見下ろす特等席。
ここを列車が通り抜けたら、ちょっとエモいでしょ。

でも、そんなに都合よく列車こないよね。

でも次の駅にやって来たら、列車がすれ違いで待機していたさ!
今からあそこに戻れば間に合うかもね(笑)

伊那小沢駅。

駅を見下ろす位置から下の段に下りてきました。ここで列車はすれ違い。

トンネルの先にはまた新たな秘境駅がつづく。

ここから通行止めって書いてるよ。
でも、次の中居侍までは行けるって事も書いてある。

じゃ、行こうか。

で、トンネル抜けた先に到着。

中居侍駅であります。
次の「こわだ」は最強秘境駅ですな。

こういう待合を見た時、第一声に「うん、泊まれるな」って言うのは、大学サイクリングクラブ出身者(笑)

小和田駅は、林道からかなり山道歩かないといけないらしいからここらで引き返そう。
そもそも通行止めだしね。

素直に戻るにはちょっと後ろ髪引かれる思い。

しゃーねーから戻りましょ。

信州遠山郷です。
遠山って呼び名がぴったりな地であります。広い信州のどん詰まり。

天竜川を渡って戻りましょう。

右手の白い建物が駅舎というか宿屋です。
日帰り温泉もあるし食事もできる。この辺りを巡る拠点にはいいところですよ。

ふれあいステーション龍泉閣

ところで・・・
なんと、この年になってなんかペダリングが解っちゃった気がします(笑)
解ったというのは、アウターを使ってちょっとトルクをかけて上る時のコツのことで、今までならちょっと負荷かかるような中途半端な坂は、だらだらと踏むか、インナーに落として回転に逃げるような感じだったけど、今回はアウターのまま進む事が出来ました。感覚だから説明するのは難しいけど、両方の膝をそれぞれ意識して大きく回す事で、踏んだ分前に進む感じが掴めたんだな。今まではどうしていたかというと、ペダリングは「踏む」と「引く」という事を交互にするんだという事は理解していたけど、気がつくとどっちかに意識がいってしまい、何となくバラバラな感じでペダルを踏んでいたんだろうと思うのです。今回開眼したのは、踏む、引くはあまり意識しないで、両膝を前後に大きく回す事を意識した事で、踏む、引くが連動するようになったんじゃないかと。まあ気のせいかもしれませんが(笑)

3日目 ヒョー越から遠州へ

さあ本番だ。朝の涼しい内に上ってしまえという事で、朝6時に宿屋をスタート。
天竜川の支流沿いに上って行くが、昨日の駅巡りで、走った時に開眼したペダリングが効をなしたか、峠の取っ付きまで、比較的楽に走る事ができた。その調子で峠まで行けるか、そんなことは無いか。行ってみなきゃ解らんよ(笑)

出発前の準備それぞれ。

出発前に集合写真撮りましょう。

駅前に新しく出来た、現代版よろず屋さんの前には、電柱を背負ったおばあちゃんが居る(笑)

遠山川沿いのグイグイと。
しかし、水量あるけど濁ってますな。

さて、峠路の分岐に着きました。
この先の和田宿に35年前に泊まったのです。

35年前の旅は、茅野をスタートして秋葉街道、青崩峠を越えて水窪までの2人旅のサイクリングでありました。
茅野から杖突峠、高遠、分杭峠、大鹿、地蔵峠、和田、そして青崩峠。最後は水窪に出て飯田線で豊橋に出て新幹線に乗って帰ってきました。しかし水窪から豊橋までの長いこと長いこと。山越えより時間がかかったんじゃ無いかと言うくらい(笑) 気軽な2人旅、2泊3日の旅は、出たとこ勝負、行った先で宿屋を探す作戦で、なければ野宿。それは写真に寝袋が写っているから。結局は野宿はせず大鹿と和田で泊まりました。特に地蔵峠を越えてたどり着いた和田の宿では、当日は集落のお祭りで、宿屋は休業と聞いて、これはかなり困った・・・あわわわわ。宿屋の女将が、素泊まりでよければ泊めてあげる、食事はお祭りの食卓に参加すればいいさと言ってくれたので九死に一生を得たといっても大げさじゃありません。ビールをご馳走になって、ほろ酔い加減で集落をそぞろ歩いていたら、ちょうど人通りのない橋があったので、その橋でゴロンと転がりました。橋上の川風が火照った体に気持ちよく、その上目前でドカンと花火が打ち上がり、その空気の圧と残響に痺れました。この時の花火の印象が強いので、それ以降、花火大会って聞いてもあまり興味が湧かないのであります。

30年前のSEMAS

諏訪神社を横に見て、峠を目指します。

高知ヤマネで生まれたTOEI 号。

で、青崩峠との分岐点。
入り口はこんな感じで荒れてるように見えます・・・が、奥の木立の中の道はなんかそのまま進める感じ。ここから車は通行止めとなっています。歩くのであれば、またはそれに相当する形なら行けますよ・・・たぶん。

分岐点遠景。
一人水たまりの泥に手を突っ込んで洗ってますよ。確か彼は上りの途中でチェンが外れて油まみれの手をしてました(笑)

木立の中でもやっぱ暑い。だから何かのきっかけ見つけるとすぐ休憩。

そろそろ空が広くなって来たな。

「あと、ピークまでどれくらい?」って苦し紛れに聞くことありますね。
「おおむね、200mかな」・・・って、標高かい!
4人のパーティーで私以外の3人は、標高で考える人々でした。
私は距離で考えます。どんだけ苦しい思いをさせられようが、その距離の分移動しちゃえば終わりでしょ。標高は自ずとついてくる。上るんじゃない、前に進むのだ(笑)

本格的にひらけて来た。

1165mにまでやって来たぜ!

峠は鬱蒼としております。

ここが、国の分捕り合戦が行われる場所。

青崩峠へはこちらからアプローチもできる模様。

無事みんなで峠にやってきましたな。

じゃ、ここからは重力に身を委ねることにしましょう。どーん!

草木トンネルまで下りてきました。
この辺りから、下っていても暑い密度の高い空気の壁に向かう感じ。これは下っていても気持ちよくない。

トンネル抜けたら、空気の層はさらに厚くなり

そこは、ちょうど青崩峠から下って来た道と合流です。きっと35年前もここ通ったよなきっと。

あまりの息苦しさに、水窪駅前でコカコーラを所望。
今時、ビンの自動販売機があったのはちょっと嬉しい。

疲れた時はコーラだね!

無性に眠くなったので、水窪駅前の日陰で10分ほど昼寝させてもらいました。
暑い時はぼーっとするので、10分でも寝るとスッキリするもんです。
さあ、すっきりした頭で天竜川を下りましょう。

それでも、日陰を見つけると定期的に休憩を。
炎天下走るのにこれは必要ですよ。

天竜川を下ると分かりますが、天竜川はいくつものダムで閉ざされています。

それでも、水量が豊かなのは立派ですな。

月まで3kmだそうです。

こりゃ、遠くまで来ちゃったな〜。

天竜川の右岸と左岸に道があるので、自動車が来ない方を選んで進みます。

この赤い橋を渡ると1本道になって、街まであと一息。

そして、天竜二俣駅へ。

手際よく自転車畳んだ、T部さんは、45分発の列車に乗って帰京します。

お疲れ様でした!

天竜二俣駅はたしか「第3村」だったよな。2022年の11月には

高知のMさんは遅い新幹線を予約してるとのことで、おちついて輪行してます。

また一緒に走りましょう。

楽しいサイクリングでした。

その後の私は、分不相応なリゾートホテルへ。
浜名湖に沈む夕日を見て、2日間のサイクリングを思い返してます。

こんな感じの部屋を用意してくれてました。
柴田社長は堂々とした佇まいですね。

広い温泉施設で、1日の汗を流して、のんびりしました。ととのったー!

そして、美味しいディナーを頂きました。

あぁ、美味しかったっす。

学生時代、柴田社長とは何度もツーリングに出かけました。
出かけたというより、こちらが勝手に引き回したという方が正しいかも(笑)
 黒姫から嶺方峠、大町から花河原峠をへて上田までのサイクリング
 上州二度上峠へのサイクリング 
 富士スバルラインから滝沢林道のサイクリング
 秋葉街道 青崩峠越えのサイクリング

卒業後は自転車から離れていたので、再会したのは何と、去年の11月に自動車工場をいきなり訪ねた時、しかもノーアポで(笑)一般的に考えたら大変失礼な話だけど、当たり前のようにすんなり受け入れてくれたのは大変有り難かったのです。そして今回はこんな所に連れてきてくれて感謝ですね。
そんな、こんなを遅くまで話し込んで、フカフカのベットでバタンQと寝てしまいました。

ちなみに、柴田社長ですが、一昨日のkijirushi先輩のお宝画像を見せたら、その中でも「あのタンデム」をじっと見惚れていました。何年かして袋井の工場を訪ねたら、そこに青いタンデムがあるかもしれません(笑)

4日目 浜松からの各駅停車帰還

当初はせっかく浜名湖まで来たんだから、界隈をサイクリングしようなどと目論んで居たけど、自転車組み立てるのが面倒な上、朝から激アツ。方針転換して、ゆっくりと朝風呂浴びてモーニングを食べてと、リゾート気分を味わった。この時、静岡駅の近傍で人身事故があって、朝から電車が止まっているという情報が入ったけど、大したこと無いだろと考えていた・・・・。

朝からバイキングというのは、ホント久しぶり。
柴田社長がごはん系なのに対して私はパン系なのです。これから長旅、ガッツリ食べておきましょう。

お支払い前のウェイティングルーム。
一般ビジターとは違ってオーナー様専用なんだって。

もちろん自分の宿泊代は払いましたよ(笑)

玄関先の車寄せに出るとこんな感じの夏空。

次は自転車でちゃんと走ろう(笑)

さて、袋井駅から電車旅が開始です。
昼日中、しかも袋井駅にこんな人がいるとは思いませんでした・・・(+_+) \ バキッ!

朝の人身事故でダイヤが狂っているそうです。
こちらは遊びだから良いけど、仕事だとか学校だとか大変だよね。

あっ、思い出した! 社会人になって、柴田社長が結婚するって聞いて、浜松まで結婚式に行ったけど、その時も鈍行列車で行ったんだった!
日曜日だったので日帰りする予定だったけど、帰りがダルくなって当日泊まっちゃった。翌日こっそりと会社に電話して休みをもらったな〜
そんなこんなを思い出したり、反省したり、鈍行列車の旅は暇なようで結構忙しいっす(笑)


伊豆半島を横断して熱海まで来れば、見慣れた長大な列車が待ってます。これなら座りたい放題。

しかし、素直にそのまま乗って都内に戻れば良いのに、茅ヶ崎で乗り換えちゃったんだな。
今回の「お初」は相模線。goddessに行く為にあると思って居た路線に輪行袋抱えて乗っちゃったよ。

橋本駅で乗り換えて八王子。ここで一周はおしまい。
お腹が空いたので、横浜線のホームで、かき揚げそばを食べました。なんかしみじみと美味かった。

やっぱ、旅はいいよな〜。

 この旅のお供は・・・ POWERED BY SONY DSC-RX0

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夏の旅2023” に対して18件のコメントがあります。

  1. 高知のM より:

    兵越ステージではお世話になりました。
    いつか見たあのニューサイの世界、四国にはない雰囲気ある道を味わう事ができました。ありがとうございました。
    またtaboomの旅日記を読み、私も想い出を辿る旅に出たくなりました!

    1. taboom より:

      高知のMさん おはようございます。

      こちらこそ有難うございました。楽しかったですね。自転車で走って、温泉入って、酒飲んで(笑) 
      一概に山奥って言っても、四国も中国も信州も秩父も・・・、それぞれ全く違いますね。それを身を以て感じることができるのはサイクルツーリングの楽しみだと思います。
      いや、自転車使っても使わなくても、何か感じることであれば旅だっけ(笑) またご一緒しましょう。

  2. 六浦っ子 より:

    拝読させていただきました。読み応えのある、内容の濃いレポートであります。全てにおいて楽し気ですが、秘境駅巡りがそそりますね。あたしの在籍した大学サイクリング部は、ミーハーだったんで、遠くにばっかり行ってたんです。だから、長野やら岐阜は未知であります。でも今考えると、やまみちが嫌だ!という軟弱な面からの敬遠だったかも。今となっては定かではありませんが・・・

    1. taboom より:

      六浦っ子さん おはようございます。

      読み応えと言われると、ささっと仕上げただけなのでちょっと恥ずかしいです。今回は旅が終わってからまとめるまで時間がかかりました。まとめてしまうと楽しかった旅が何か過去の話になってしまうような気がして、なかなか締められませんでした。旅は終わっていなかったかも。 流石に何とかしないとと言う事で、やっつけでアップしました(笑)
      卑怯まちがい秘境駅巡りは良かったですよ。しかし、意外と列車が通ってたな。本来ならその偶々を喜ぶべきでしょうが、秘境というなら、時間が止まったような、蝉の声だけしか聞こえない、こんなとこホントに列車来るんかいなって感じを求めていたかもしれません。
      先日の品川での飲み会でも大学サイクリング部について色々と語って楽しかったですね。いろいろあってみんないい! また飲みましょう、いや、走りましょう(笑)

  3. のり999(福岡のK田です) より:

    今回のブログも大変楽しく拝読させていただきました。いつも思うのだけど、文面の素晴らしさに毎回感動しています。まるで、自分自身が自転車で行ったような気がします。
    ご存じのように、今となっては、かのSEMASは知人に譲ってしまったので、これからどこかへ出かけたくても、行けないのが現実です。そんな中私の代わりにtaboomさんがあちらこちらに行っているブログを今後も楽しく見させて頂きます。今年2月位から東京の娘宅に時々行っていましたが先日、福岡に戻って来ました。次回はいつ行くかは不明ですが、秋口涼しくなってきてそちらに行ったときは都合が合えば是非ミニベロに乗らせて下さい。

    1. taboom より:

      のり999さん こんにちは。

      お暑うございます。暑い日が続きますが、福岡は如何でしょうか。直近では台風の進路が心配ですね。
      さて先輩、いつもご覧いただき有難うございます。そうやってご覧いただいていると伺うと記録を残すにも勇気が出ます。暑いのでついメンドくさくなるのです。
      先輩のSEMAS 今となっては別のところで活躍してると思えば、いいんじゃないですか。どこかに行くのは自転車じゃなくて自分です。自転車は手段であって目的じゃない・・・なんてこの旅の中でも酒飲んでる時に話題になりました。
      ・・・でも、そうは言っても、歴代の自転車をちゃんと保持・管理してる実例を目の当たりにしちゃったので、またそれもアリだなあと感心しきりです(笑)

  4. shiokame より:

    4日間にわたる旅、お疲れ様でした。また、私のわがままなプランにご一緒いただきありがとうございました。
    青崩峠は崩落のため諦めざるを得ず残念でしたが、taboomさんは若かりしころの中央構造線をたどる峠の旅の経験がおありで、今回はある意味でセンチメンタルジャーニーの要素があったわけですね。私も1972・74・2017年と3回信州・和田村側から越えており、この地域に対する思い入れはひとしおのものがあります。暗く深く切れ込んだV字谷を担ぎ上げてやっとの思いで青崩峠に立つと、遠州側の明るく広々と開ける印象に、峠というものは世界を分断するとともにつなげる役割を実感しました。梓山の村から三国峠に上がって秩父を見下ろしたとき、暗く陰惨とでも言えるような印象を受けたのと逆でした。
    青崩峠を断念して、迂回するようなルートのヒョー越は、また、なかなかの峠道で車でしか越えたことがなかったので、よい経験になりました。地元では「ヒョーコシ」と発音しているようです。信玄の軍勢が越えたから「兵越し」だという説がありますが、「ヒョー」という言葉自体、峠を意味する場合がありますし、「越え・越し」ももちろん峠の意ですから「兵越峠」というのは屋上屋を架すような言い方なのかもしれません。どうでもいいことですがこだわりたくなります。
    天竜川下りも車とアップダウンがほとんどなく、木陰が多くてとてもよいルートでした。対岸に国道が開かれて、古いまま残された道ではないでしょうか。雰囲気といい距離といい、サイクリングにはおあつらえ向きです。平岡から県道1号を佐久間ダム経由で二俣までつなぐと、言うことなしのコースになるでしょう。
    またどこかいいコースを探ってご一緒しましょう。とはいうものの、いつまで遊んでいただけるのか、そろそろ先が見えてくるような年にもなっていますので、怪我をしないように、健康には留意していきたいと思っております。

    1. taboom より:

      shiokameさん こんにちは。

      今日も暑いですね。なーんて言ってたらいきなり雨が降り出して慌てて表の自転車にカバーをかけました。
      さて、今回も魅力的な旅のご提案ありがとうございました。せっかくのチャンス、前後にオプションつけて4日間の旅にしました。結果的に、後ろ向きな旅(センチメンタルな?)となりました。今までやり散らかした人生を見直せて良かったなというのが正直なキモチです。もちろん後ろ向きばっかじゃありません。前に向かって走る時間も必要だと考えているので、それらのバランスですね。
      今回の旅を通して、「呼び名」には歴史的にいろいろな意味があるということと、字面だけ見て判断しちゃダメだということをshiokame先生にご教示いただきました。つい漢字で考えちゃうのですがそれだと解釈は狭くなりますもんね。それも意識できるようになるとまた一つステージが上がった旅ができる感じがします。自分で調べれば良いですが、それより折角「走る字引き」がいるので、今後もうまい具合に利用させてください(笑)
      しかし、「峠は分断だけじゃなくて、つなげる役割がある」、いいフレーズですね!

  5. 奥田茂雄 より:

    峠道では僕も標高差派ですね。大体距離(勾配)に関係なく、標高差で概ね時間見てます。年々単位時間あたりに稼げる標高が減っておりますが・・・(汗)。

    南信のあのあたりはどこから行っても遠くて、僕は結局近くまで行ってるのに辿り着けていません。山中の地味な街道沿いの村々を訪ねて回りたいものです。

    1. taboom より:

      奥田茂雄さん こんばんは。

      えーっ! やっぱり標高派ですか。 標高で時間が見れるんですね。
      私なんか、空が広くなってきたから高い所まで上ったな、あとどれくらい進めばいいか? とか考えるんですけど、皆さん色々と計算して先を読んでいるもんなんですね(笑)

      南信はどっから行っても時間がかかりますね。厄介ですけど、それがまたあの地の魅力なんじゃ無いかと思います。松本あたりの「センターオブ信州」的な雰囲気とは違ったどん詰まり感がそそります。

  6. INTER8 より:

    こんにちは。
    taboomさんの人望の圧さが羨ましいです。多くの親しい友人がいる人ってあまりいないと思うんです。もちろん僕も友人は数えるほどしかいません。会社員時代は色々な仕事で社内社外と交流がありました。よく言う顔が広いタイプです。でも辞めたら会社は何事もなく回っていますし、仲良かった人達も仕事上での付き合いだったのがよく分かりました。taboomさんは辞めてからも喜んで会いにきてくれる人が大勢いますね。すばらしい。

    1. taboom より:

      INTER8さん こんばんは。

      いやいや、そんな事はありません。すばらしくないです。
      向こうから喜んで会いにきてくれることは時間が経てば殆どありません。ふつう無いでしょ(笑)
      だったら、それじゃ寂しいな〜って今になってこちらから押しかけてます。押しかけて関係を強引に再生してるんです(笑) 大学卒業してから、サイクリングクラブのOB会の活動なんかほったらかしにしてました。だから同級生の六浦っ子さんだったりTAKOぼん氏がクラブのOBで集まって走ったり飲んだりしたなんて聞いてて、すげー羨ましいなぁと心底思ったものです。今は比較的時間を自由にコントロールできるのでこれから頑張ります(笑)

  7. oryzasativa より:

    長丁場おつかれさまでした

    思い出にひたったり
    新しく発見したり
    楽しそうです

    1. taboom より:

      oryzasativaさん こんばんは。

      まだ何とか、この歳ですので、
      前向いて楽しいこと、後ろ向いて楽しかったことを見たり感じたり思い出したりすることは頑張ればできるんだなと思ってます。
      頑張らないとできませんけどね(笑)

  8. ぶとぼそ より:

    こんにちは。
    まずは暑い中、暑い地域のサイクリング&輪行苦行お疲れ様でした。
    平岡駅で待ち合わせって凄いですね!! クルマ利用でなく列車なら限られた本数ですし、自走するにも距離感の掴みにくい場所ですよね。
    自転車で飯田線秘境駅巡りって良いアイデアですけど、この時期にやられたのは凄いです。

    この夏はオートバイですがしらびそ高原でキャンプするつもりで調べていたら、地蔵峠付近の崖崩れによる通行止の連続で諦めたばかりです。青崩峠付近も被害が大きかったようですから、そのまま廃道にならないか心配しているのです。

    1. taboom より:

      ぶとぼそさん こんにちは。

      暑かったですね、ホント。しかし、帰って来てからの方が暑い暑い。地獄のガレージでした。今となっては、台風が来てるので湿っぽいからか、ちょっとは過ごしやすいかも、蒸しますけどね(笑)

      平岡駅で集合! というハードルの高さを理解してもらえるのは、さすが旅の達人ですね。有難うございます。でもその分、計画のやり甲斐がありました(笑) 
      秘境駅巡りは、もうちょっと真面目に考えておけば、「小和田へアタックしましょう隊長!」 って上申したのですが、暑くてダルイのでそこまではできませんでした。
      しらびそ高原、良いですね。高いところでのキャンプ、西に沈む夕日が綺麗でしょうね。あそこ辺りだと御嶽は見えるんでしょうか?秋葉街道の時に地蔵峠を抜けましたが、しらびそ峠(当時は行ってこいだったはず)までは足を伸ばせませんでした。行けるようになったら訪ねたい場所です。

  9. アルプス親父 より:

    taboomさんこんにちは、
    飯田線車輌は変われどいいですね。高校生の頃、11月の週末に新宿から夜行急行のアルプスに乗り、明け方前の辰野に4時過ぎに到着、飯田線の初電に乗ると駒ヶ根辺りで夜が明けますが当時は中央高速が無かったので満点の星空だったのを今でも覚えています。当時飯田線は車輌の博物館と言われる程で国産化が難しかった頃の輸入電気や戦前の国電が走っていたので何度も足繁く通いました。
    北部はアルプス、飯田から天竜峡〜中部天竜〜本長篠にかけては行くのは大変ですが最高のロケーションですね。因みに信州ワイド周遊券で行くと長野県の県境の中井侍駅迄が自由周遊区間でした。
    18切符でまた行きたいなあー。

    1. taboom より:

      アルプス親父さん おはようございます。

      飯田線、郷愁の鉄路ですね。そんな思い出があったとは、さすがマニアですね。恐れ入ります。
      郷愁と書きましたが、今現在、車両は新しいし、駒ヶ根あたりの駅は新しくなっているしで、これは現役で利用されている鉄道なんだなと思いました。もっと色々と古いのを想像していたんですけどね。天竜峡までは意外と本数も走っているし(笑)
      伊那の谷は意外と空が広くて、今回しばらくぶりに再訪して良い所だなと再認識しました。また機会があったら行って見たいですが、そこまでのアプローチと脱出するルートをよく考えないといけませんね。それもまた楽しみの一つですが。

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